秋になると考え事をする時間が長くなる。
昔の事を思い返してはため息をつき、ここ数年は未来に期待をすることをやめていた。
真っ直ぐ見つめるのはPC。
画面にはたくさんの声が飛び交って、耳を塞いでいても目を閉じるまで鳴り止まない。
心の奥、深いところにいるわたしに語りかけるのは自分自身だけ。
心から笑えない、泣けない。
曇った気持ちは雨を降らせることもなく、晴れ間を見せる気配もない。
ずっと、ずっと……
面白くもない道を、サイズの合わない靴で歩いていた。
でも、あの日から変わったんだ。
あの日……心に雨が降った。