エイプリルフール
あれはまずかった。
「好きです、付き合ってください。」
「はい…こちらこそ。」
…素直に嬉しかった。
気持ちが通じたのだから。
だけど、それは間違いだった。
「…なんてね。」
「…え?」
「今日はエイプリルフールでしょ?騙されないわよ。」
ショックだった。
嘘を吐いていない僕に対して、君は嘘を吐いたのだから。
純粋な想いに対してこれは辛い。
だけど、今日はエイプリルフール…。
こんなに苦しいのに…こんなに哀しいのに…罪にはならない。
…また告白しても…真実味がないな。
あぁ…どうしよう…。
月と人形
悪夢から目覚めたはずだったのに
それが現実だと知るとまた夢に戻りたくなった・・・
重い体細い腕では支え切れない
弱さが許した体・・・許せない
私は人形・・・そう・・・気付いたの・・・
自由奪われ全てグチャグチャ
何も感じなければいい何も思わなければいい
人形だから・・・もう痛くないでしょう?
不快から逃れたはずだったのに
それは幻だと知るともうここに戻りたくなかった・・・
濡れる体でかいソレなど入りやしない
無理矢理受け入れた体・・・受け入れたくない
私は人形?そう・・・分かったの・・・
未来暗闇全て盲目
何も感じなければ楽何も思わなければ楽
人形だから・・・もう辛くないでしょう?
月が私を追いかけてくるの・・・
私は必死に走るけど月が追いかけてくるの・・・
恐怖と思ってはいけない・・・私は人形・・・人形なの・・・