今年も今日がやってきてしまって、また1歳、歳を重ねたということをしみじみと実感しています。
ビートルズのジョン・レノン、パンテラのダイムバッグ・ダレル。そして、ハノイロックスのラズル。
命は限りあるから美しいとも言われますが、それはその命を全うしてこそのことですよね。
上記の3人のロックスターは道半ばで、今日この世を去りました。誰も思っていなかったタイミングで。
わたしの中で、12月8日はロック界が断ち切れない1つの呪いの日なのかと勝手に思っています。最大の呪いはドラッグ。
そういうのいらないよ、凄く凄く偉い人!
わたしは中でもハノイロックスの大ファンでした。もちろん1989年生まれなので、リアルタイムでおえていませんが、バンドをたくさん聴くようになってすぐの頃に初期のハノイに出会いました。中学生の時です。
毒々しくて華々しくてクレイジーでセンチメンタルで荒削りだけどカッコよかった。スタイルがあった。というか、かれらは下手だった!笑 でも、彼らの曲や演奏は直球でささります。
ドラムのラズルはイングランド出身のグラムやパンクの申し子のようなメンバーでした。
LAメタル全盛期にフィンランドから出てきた、期待の新星でした。モトリークルーやガンズアンドローゼス,スキッドロウらとの親交もあつく、アメリカデビューを控えていました。
デビュー前のアメリカで、酩酊運転のモトリークルーのヴィンス・ニールの車で1984年にラズルは生涯を閉じます。大半のロックバンドが飲み過ぎで、ジャンキーの時代…。誰が死んでもおかしくなかったとはいえ、運命は残酷。
ハノイロックスはラズルの死でボロボロになりながらも、新メンバーをいれて再起をはかろうとするも1985年に解散。アメリカでデビューを控えていて、確実にLAで受け入れられること間違いなしだったのに辛い結果に。
モトリークルーはといえば、ラズルの死後、メンバーはヴィンスをほっておいた(というか、それぞれドラッグや酒とかのトラブルに忙しかった)そうで、メンバーの亀裂が出てきていた頃なんだろうな…と。90年代は低迷期ですしね。
ハノイロックスのメンバーは解散後もヨーロッパや、それから日本でそれぞれバンドやって地道に活動していました。
特に、マイケル・モンローの80年代のソロは行き場のない怒りのエネルギーに満ちていて、「ボクはロックするしかないんだヨ」という気迫が詰まった名盤だったと思います。
2001年には、マイケル・モンロー(ボーカル)、アンディ・マッコイ(ギター)のオリジナルメンバー2人に新メンバーを加えて再結成しました。サミやナスティも活動していましたが彼らは残念ながら加わらず。
再結成後のハノイは、ソロやほかのバンドで実力をつけたマイケル・モンローのハードさが加わりました。
初期から健在の酔いどれのアンディ・マッコイ節とミックスされてクールでした。
アンディはわたしの中で勝手に北欧のキース・リチャーズと呼んでいます。アンディはそういうクレイジーでブルージーで少し気まぐれにかき鳴らすカリスマタイプのギタリストだと思います。
2009年までにアルバム3枚出して、やりきった感で再び解散。ファンにとって、プレゼントみたいな数年でした。ワールドワイドに活躍するハノイロックスをみたかったファンの夢が叶った貴重な時期でした。
And you're a million miles away
I'll never get a chance to hold you
So my message is the wind
I pray that it gets through to yo
先に遠くに行ってしまった会いたかった人。
ラズル
R.I.P
