今日、会社の同僚でバイク仲間の葬儀に参列してきた。
何かの悪い冗談であって欲しいと願っていたが、その期待は見事に裏切られた。
現場には割れたカウルや折れたステップが散乱したままで、削れたアスファルトには黒く血が染み込んでいた。

バイクに乗り続ける以上、誰しもが経験する事なのかもしれないが、いい歳になった今でもそれを冷静に受け止める事ができないでいる。

俺は頭が悪いので、お前の分まで走ってやるぜ、なんてありきたりな事を考えて、自己嫌悪に苛まれる。