葛城の迷宮 -3ページ目

『テッド』

監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ
    ミラ・クニス
    セス・マクファーレン(テッド)
    ジョヴァンニ・リビシ
    サム・J・ジョーンズ
    ノラ・ジョーンズ


1985年の冬、ボストン郊外の住宅地。
8歳のジョンは、近所に住むいじめっ子やいじめられっ子からも相手にされない孤独な少年だった。
12月25日の朝、ジョンはクリスマスプレゼントの包みを破ると、
中から出てきたのは大きな熊のぬいぐるみ。
今まで誰ひとり友達がいなかったジョンは大喜び!
ギュッと抱きしめると、内蔵音声が"I love you~♡"と言ってくれる。
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ぬいぐるみにテッドと名前を付けた彼は、もう何をするにもテッドと一緒。
ある夜、ベッドの中で彼はテッドに「君が本当に話せるようになったらいいな・・・」と願う。
その時、ひとすじの流れ星が。
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次の朝、ジョンの横にいたはずのテッドがいない。
「僕たちは親友だよね、ジョン」突然後ろから話しかけてきたテッド。
願いが叶ったジョンは、喜んで両親にテッドを紹介する。
最初は戸惑った両親もテッドを受け入れ、命が宿ったぬいぐるみの噂は全米中に響き渡った。
テレビのトークショーでも抜群のユーモアを披露して、どんどん有名になっていくテッド。
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セレブの仲間入りをした後も、ジョンとの友情は変わることなく、毎晩一緒に並んで寝ていた。

雷鳴の轟く夜中、二人はシーツを被って親友の誓いを交わす。
「僕たちは永遠に親友だ!」
「二人でいれば、雷も怖くない!サンダーバディだ!」

そして27年が過ぎ、ジョンは35歳のレンタカー会社社員に。
世間の興味も完全に薄くなっていたテッドは、マリファナとパーティ好きの中年グマになっていた・・・
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・・・あーっ、ビックリした!
もしかしてオレの頭ン中のぞいて、テッドを作り出したのか!?

ってほとんどの男性客は思うはず。
全部とは言わん。9割そうだろ?

”R-15指定”と言う割りには描写はソフトで、おっぱいも1回だけ。
何が問題なのかと言うと、表現が下品なのだ。
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可愛いクマのぬいぐるみに命が宿ったファンタジー映画だと思って、
家族連れで観たりなんかすると、
「パパー、ア〇ルってなにー?」
「クマさん、お顔に何かけてるの~?」
なんて質問が飛び交ったらオロオロしちまう。

あと中学生の初デートでこの映画を観たら、
その後マックで何を話すていいのかわがんねー。

そんなこと考えたら、R-15指定で正解だな。



ジョン・・・マッチョでいいヤツだけど、頭の中はのび太レベル
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子供の頃に友だちがいなかったせいか、27年間テッドにベッタリ。
責任感がなく、目の前の欲望にもヨワい。
付き合って4年目のロリーと一緒の将来を考えるも、今が楽しければそれで良し。
彼女に怒られてもテッドのせいにしてしまう、典型的なダメ男。
ヤベェ、すんごい共感しちゃってるよ・・・
こんな風に生きられたらなんて幸せなんだろうって思うけど、理性が邪魔しちゃって良い人間であろうとするんだよな。
日本人として妙に親近感を持つルックスのマーク・ウォールバーグ。
『ザ・ファイター』でムッキムキのボディに仕上げたまま、こんなコメディに出演。
この人、良作に出てるのにも関わらずイマイチしっくりこなかったけど、このキャラが一番ハマってるかも。
しかもぬいぐるみにボッコボコにシバかれる。



ロリー・・・クールなルックス、セクシーなボディなのに一途なオンナ
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『ブラック・スワン』出演時のイメージから、ファム・ファタール的な女優の道を歩んでいくのかと
勝手に思い込んでた。
だって魔性のオンナの匂いがプンプンするもん。
なのにジョンのくだらないジョークにクスクス笑って、嘘ついて会社サボっても許してくれる。
ダーッ、このコじゃないか!ダメ男製造機。
彼氏甘やかして、悪いのは友達のせいにして。
そんな一途なとこが、またカワイイんだコレが♡
ちなみにジョンの携帯に設定してある彼女からの着メロは、”ベイダーズ・マーチ”
そりゃ怒るだろ。



テッド・・・可愛い姿はそのまま、中身は暴走セクハラ中年
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子供だったジョンと27年間一緒に成長してきたテッド。
マリファナ好きのパーティ好き。
自分のルックスと過去の知名度を最大限に利用して、チャンスがあればセクハラしまくり。
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女の子に囲まれてこんなことしちゃっても許される・・・うーん、ウラヤマシー!!
次に生まれ変わるとしたらテッドになれるよう、神サマにお願いしちゃおう♪

ちなみにジョンの携帯に設定してあるテッドからの着メロは、”ナイトライダーのテーマ”
イカしたチョイスだぜ。

見た目とは正反対の性格を持つキャラクターを設定するだけで、
あとは彼らが勝手に物語を作っていったんじゃなかろうか。
脚本・監督・声優のセス・マクファーレンは、一般の人だと嫌悪感を抱くほどの下ネタを、
可愛らしいルックスのテッドに表現させることで絶妙なバランスを保っている。
しかも自分でアテレコしてるから、その境界線も自由自在。
そのマルチな才能を生かして、今年のアカデミー賞の司会を担当するらしい。
日本語版吹き替え担当の有吉、大丈夫か・・・!?


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映画オタクでもある二人が熱狂的に支持している『フラッシュ・ゴードン』
映画好きのアラフォー男子なら、必ず映画館で観てる(と思う)。
今観直すと、めっちゃダッサいんだけど、当時はカッコ良かったんだ!
主題歌を歌ったのは、あのクイーンですぜ。
ぼくもまだ彼らにハマる前だけど、サントラのLP持ってました。
主演のサム・ジョーンズが本人役で登場。
そして映画さながら、皇帝ミンとの再対決!
テンション上がってたのは、劇場内でぼくだけだった・・・


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ベビーフェイスな俳優だったはずのジョヴァンニ・リビシ。
幼い頃からテッドの大ファンで、大人になった今では息子と二人でストーカー。
キモい雰囲気を醸し出す彼の新境地だけど、
後半に驚愕のシーンが!
ある意味だけどね。


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テッドの元カノ、ノラ・ジョーンズ。
っちゅうか、あのノラ・ジョーンズ!?
テッドのことを”エログマちゃん”と呼ぶ彼女。
もしかして毎晩あのスモーキーボイスを聞いてたのか!?
ノラちゃん、ぼくにも特別な歌を歌ってほちい・・・♡
彼女の父親がラヴィ・シャンカールだったと、年末のニュースで初めて知った。


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なんだかんだ言っても、テッドは友達思いのイイ奴。
いちいち小さなジャブがツボに入るので、個人的に大満足。
ヒアリングが苦手なぼくでも、ずいぶんセリフと字幕が違うと感じていたら、どんどん暴走気味に。
今さえ面白ければ先を考えないところが、(エロい)センス抜群じゃん!
と思ってたら、字幕監修がコラムニストの町山 智浩氏
しかも彼の地雷に引っ掛かったバカなぼく。
いくらなんでも『熊ん子』はアカンだろ!!
満員の劇場で笑ったのぼくだけだった・・・恥ずかしい。
注:絶対調べちゃダメです

今更どうでもいいけどテーマとしては、
彼氏やダンナの男同士の付き合いは見逃してあげてね!
ってことだな。







日本語字幕予告編



そして”R-15指定”予告編



ノラ・ジョーンズの曲に乗せてオープニング



クイーン 『フラッシュのテーマ』



そして懐かしのtiffany