(はぁはぁ…やった…やっと…)
そう呟きながら、俺は足元を見降ろしていた
ぐったりと横たわる躯
その頭からは
おびただしいほどの血が
ドクドクと流れ出し
周囲の床には
飛び散った脳漿が転がっていた
長年抱いていた思いを
やっと今日達成したんだ
俺の胸は
その喜びでいっぱいだった
俺があいつの存在に気付いたのは
いつ頃からだったか…
気付いたら
あいつはいつも俺のそばにいた
いつもいつも
あいつは俺を見下していた
口元を歪め
にやりと笑うその笑顔に
俺は幾度となく殺意を覚えた
(いつかきっと…)
あいつはいつも外面は良かった
周りのみんなから信頼をされ
男女を問わず
あいつを「嫌い」という人間はいないほど
あいつは親しまれていた
そしてあいつは
いつも俺のそばにいる…
そのたびに
俺はあいつと比較された
いつのまにか
俺自身も
あいつと俺を比較していた
そんな自分がものすごく惨めだった
(いつかきっと…)
日に日にその思いは
俺の中で膨張していった
そして今日やっと…
あいつは言った
「お前にやれるのか?え?
お前に俺を殺せるのかよ!!
俺がいたおかげで、お前は今まで
生きてこられたんだ。わかってんのか?
俺がいなかったら
今頃お前はとっくにくたばってんだよ!!」
あいつはふてぶてしく
ポケットに手を突っこんだまま
言い放った
銃を持つ俺の手が震えていた
「おい。震えてるぜ。しょうもねぇ野郎だ
この期に及んでまだ決断できねぇのか!!えぇ!?
ほら、ここだよ。ここ!」
あいつはポケットから手を出すと
銃を持つ俺の手をとり
こめかみに銃口を当てた
「引けよ。引き金を引けよ!!
そうすりゃお前は一人になれる
さぁ…ほら…」
鏡の中に
自分のこめかみに銃口を当てた
俺がいた
(これでやっと…)
鏡に中の口元がゆがんだ
俺は引き金を引いた
そう呟きながら、俺は足元を見降ろしていた
ぐったりと横たわる躯
その頭からは
おびただしいほどの血が
ドクドクと流れ出し
周囲の床には
飛び散った脳漿が転がっていた
長年抱いていた思いを
やっと今日達成したんだ
俺の胸は
その喜びでいっぱいだった
俺があいつの存在に気付いたのは
いつ頃からだったか…
気付いたら
あいつはいつも俺のそばにいた
いつもいつも
あいつは俺を見下していた
口元を歪め
にやりと笑うその笑顔に
俺は幾度となく殺意を覚えた
(いつかきっと…)
あいつはいつも外面は良かった
周りのみんなから信頼をされ
男女を問わず
あいつを「嫌い」という人間はいないほど
あいつは親しまれていた
そしてあいつは
いつも俺のそばにいる…
そのたびに
俺はあいつと比較された
いつのまにか
俺自身も
あいつと俺を比較していた
そんな自分がものすごく惨めだった
(いつかきっと…)
日に日にその思いは
俺の中で膨張していった
そして今日やっと…
あいつは言った
「お前にやれるのか?え?
お前に俺を殺せるのかよ!!
俺がいたおかげで、お前は今まで
生きてこられたんだ。わかってんのか?
俺がいなかったら
今頃お前はとっくにくたばってんだよ!!」
あいつはふてぶてしく
ポケットに手を突っこんだまま
言い放った
銃を持つ俺の手が震えていた
「おい。震えてるぜ。しょうもねぇ野郎だ
この期に及んでまだ決断できねぇのか!!えぇ!?
ほら、ここだよ。ここ!」
あいつはポケットから手を出すと
銃を持つ俺の手をとり
こめかみに銃口を当てた
「引けよ。引き金を引けよ!!
そうすりゃお前は一人になれる
さぁ…ほら…」
鏡の中に
自分のこめかみに銃口を当てた
俺がいた
(これでやっと…)
鏡に中の口元がゆがんだ
俺は引き金を引いた