改札口を出てコンコースを抜ける
絶え間なく続く人の波・・・

どこからきて
なにをして
どこへいこうというのか・・・

ふとそんな思念が脳を横切る

外へ出ると
否応もなく人の波にのまれる
どれだけの人がいるのだろう
老若男女
数限りなく湧き出てくる人々

でも
顔見知りは誰もいない・・・

こんなにたくさん人がいるのに
実際は、個の集まりに過ぎない
繋がりも接点もなく
ただ湧き出てくる人々・・・

道端に救急車が止まっていても
チラと横目で通り過ぎる
何事も無かったかのように・・・

駅前の広場にたむろする人々
その数は増えることすれ
減ることはない

ネオン街へ消えていく人々
ネオン街から帰る人々
信号が変わるとき
その人だかりは
戦場の如く
動き始める

夜を終え朝になり
道には宴のあとが散乱する

煌びやかな女性たちと
黒に身を包んだ男たちが
新たな動きを見せ
宴のあとをカラスが啄ばむ
歓声は聞こえない
一種独特の空間がそこにはある

改装工事のため閉鎖された
巨大な物体
かつてこの物体は
この街のシンボルでもあった
だが今
その物体には光はない・・・
目の前にある広場には
横たわる人々
宴の余韻を残しながら
夢でも見ているのだろうか・・・

24時間365日
この街に人が絶えることはない

ただ宴のためだけに存在する街
光と影が交錯する街
一時の快楽を求め
集まる人々

この街の
なにが魅力で人を招き寄せるのか
その魅力に取りつかれた人々は
なぜそこから抜け出そうとしないのか

この街の不思議なところだ




7:25 青い電車に僕は乗った