・episode-7 stillness
(違う!・・・こいつは藤岡とか言う人間じゃない!)
俺の中でそう感じた
やつは口元に小さく笑みを浮かべ
俺を見ていた
(やばい・・・やばいぞ、これ・・・)
俺の中で警報が鳴り響く
だが、逃げようにも体が言うことを利かない
「ちょっといいかな?」
突然俺の後ろから声が聞こえた
聞き覚えのある声・・・
振り返るとそこには、幸雄が居た
「幸雄・・・」
「和宏・・・わりぃな。遅くなっちまった」
幸雄は俺に目もくれず
脇を通り抜け、藤岡とか言う奴と対峙した
「おやおや・・・
やっと守護者の登場ってわけ・・・笑」
「まぁね・・・
しかしまぁ、警察内部に潜り込んでいたとは・・・
なかなかやるね。あんたらも」
「お褒めいただきありがたいね
で・・・今更何のために出てきた?」
「そりゃもちろん
最後の封印を解くわけにはいかないから・・・ね」
「ほぅ・・・なかなか言うね
でも、どうかなぁ・・・・護れるかな??」
「かな?・・・じゃねぇんだよな
護る・・・それが俺の役目・・・さ」
(おまえら・・・
何話してんだ??・・・封印って・・・
護る・・・って・・・・なんだ??)
「和宏・・・
お前には力がある・・・
内なる力に身を任せろ!!
それがお前の・・・・力だ!」
「無理・・・だな
今はまだ俺のほうの力が上だ・・・」
そう言うと
藤岡は天に向って雄叫びを上げた