・episode-4・ Pm15:00
携帯を切る藤岡・・・
その様子を遠くから見つめる武藤・・・
椅子から立ち上がった藤岡が振り向いたとき
武藤と目が合った・・・
「藤岡さん、どちらへ電話を?・・・」
「あぁ・・本部ですよ。経過報告をね・・・」
「お聞きしてよろしいですか?」
「どうぞ・・・」
「今回の連続殺人事件、本当に同一犯なんでしょうかねぇ・・・
私にはどうしても不に落ちないんですが・・・」
「ほぅ・・・どういった部分が?」
「まぁ・・・いろいろと・・・ね
ねぇ藤岡さん
あなたがたICPOが、なぜ今回の事件に絡んでくるのか?
できればお教えいただけないでしょうか?」
「まぁ、あまり詳しいことまではお教えできませんが・・・
今年に入って、世界各国で顔をつぶされた殺人事件が
頻繁に起こっているのはご存知だと思います
そのいずれも手がかりひとつ残されていない・・・」
「えぇ・・それは情報としては聞いてますが・・・」
「そして、今月に入り東京都内だけで連続4件・・・
今回を含めると5件の連続・・・」
「わかってます・・・」
「で、その事件が起こった地点を、地図上にあらわしたものがこれ・・・」
藤岡はそう言うと、折りたたまれた地図を広げた
「いいですか・・・この小さな丸が、それぞれの現場・・・で
これとこれ・・・そしてこうして結んでいく・・・」
藤岡は地図に線を引き始めた
「・・・と、こうしてすべての地点を結ぶと
ある形になる・・・」
「・・・なんですか?この形は・・・」
「武藤さん、おそらくあなたも名前は聞いたことがあると思いますが・・・
これは『六芒星』といわれている形です」
「『六芒星』・・・」
「そうです。ダビデのマーク若しくはユダヤの紋・・・とも呼ばれますが・・・
最近はまじないの封印とかにも用いられているようです」
「で?・・・それがなにか・・・」
「このマークは古くから天と地を表していると言われています
それぞれの突き出している点が地球の両極と大陸を現し
このマークが回転するごとに地殻変動が起きる・・・
そう、伝えられています・・・」
「地殻変動?・・・ちょ、ちょっとまってください
殺人事件と地殻変動と一体どうやってつながるんですか!?」
「・・・一言で言うなら『予兆』です・・・」
「予兆??・・・」
「そうです・・・この紋現われしとき地に災い走る・・・
ちなみに・・・いいですか、世界各国で起きた事件をそれぞれに結んでみます・・・」
バッグから折りたたんだ世界地図を取り出すと
テーブルに広げ、定規とペンを持ち線を引いていく藤岡・・・
「・・・こうなります・・・」
世界5大陸のそれぞれに『六芒星』が現れた・・・
ゴクリとつばを飲む武藤・・・
「・・・ですが・・・それがなぜ日本に・・・」
「この日本が最後の鍵になっているからです・・・」