Side-7

アレックスは、ブレイン達にこう告げたという

「アメリカは歴史は浅いが、その開拓者精神はどの国にも勝っていると考える

過去の歴史を紐解いてみても、アメリカは常にその中心にあった

私は合衆国大統領だ

その責は重い・・・いずれこの決断は賞賛されることになるだろう

そして、アメリカの勇気も・・・

100年後の未来を見据え、私は合衆国大統領としてこの決断にいたった

汚名を甘んじて受けよう

だが、我々の子孫が未来においてこの汚名を雪いでくれることを信じる

世界は混沌を迎えている

このままでは、地球上に未来は無いと考える

誰かが標をつけなければならない

ならば、合衆国大統領であるこのアレックス・E・ケネディがその役を担おう

本日以降、アメリカは茨の道を歩むことになる

それを良しとしない者は、直ちにこの場を立ち去って欲しい

だが、その道が未来に続いていると想う者は私の後に続いてもらいたい

その決断は諸君たちそれぞれに任せる

・・・・・

諸君・・・我々は生き延びなければならない

人類を滅亡させてはならないのだ

地下シェルターは完成した、既に国民の移動も始まっている

本日の0700には完了するとの連絡を受けている

よって・・・

同時刻我がアメリカ合衆国は、ソ連へ向け核を打ち込む

報復としての核もあるだろう・・・その炎は世界中へ飛び火するやも知れん

だが、人類の未来へ向け誰かが決断を下さねばならないのだ

諸君・・・もう一度言おう

人類は未来永劫人類であり続けなければならないのだ

我がアメリカ合衆国はその責に重大な役割を背負っているのだ」

ホワイトハウス大統領執務室・・・

合衆国大統領アレックス・E・ケネディは、核ミサイル発射の命令を下した

西暦2026年 74日 0700

アメリカの各軍事基地と各海底にボトムしていた原潜から

ソ連を初弾とし核ミサイルが次々と発射された

その、時アレックスは窓の外を見ていた

後日、僕はそのことを補佐官のミリアムから聞いた・・・