西暦2020年
地球温暖化は、予測より進行を早めていた
各国で異常気象が生じ、農作物への影響が深刻化していた
自国内での作物の供給もギリギリの状態になり各国で暴動が起こり始める
さらに、中東の化石燃料も残り十数年のレベルにまで落ち込んでいた
代替燃料の開発が急激に盛んになる
だが、所詮付け焼刃に過ぎなかった・・・
風力・火力・水力は取るに足らず、太陽光発電も思った以上に普及していかない
頼りは原子力・・・
主要大国は原子力エネルギーを闇雲に確保し始める
だが、第三国にとってそれは脅威になった
技術力のない第三国は当然のごとく主要大国からそのエネルギーを買うことになる
それはやがて大国の内政干渉にまで発展していった
第三国の中では、いつ爆発するかもしれない憤慨を呼び起こした
大国はここぞとばかりに第三国を『占領』し始める
そのために一時縮小していた軍事力の確保が始まった
『軍拡再来』となった
第三国はもはや対抗できる力を持ち合わせては居なかった
第三国は秘密裏にテロリストと繋がった
それは、瞬く間に世界中へ侵食し始める
それを防ごうと躍起になる大国・・・
各国で内紛が次々と起こり始めた
街は焼け、人々は逃げ惑い、難民があふれかえる
難民救済などやっている余裕はなかった・・・
力なき女子供は餓えに苦しみ、屍を築いていく
屍を焼却する術もなく、山積みにされる死体・・・
腐敗が進み疫病が蔓延し始める
そこから、新たなウイルスが発生する
テロリストたちは、それを細菌兵器に使用し始める
抗ウイルスは後手に回った
排除するためには、その場所を破壊してしまうしかない
大国は闇雲に空爆を仕掛ける
西暦2025年
テロリストたちは『核』を手にした
急速に力を持った軍産複合体・・・
己の利益のために『核』を世界中へばら撒いたのだ
そこに至って、大国は和平をちらつかせる
だが、時は遅かった
2025年12月25日 PM18:00
中東のある国から『核』が発射された
長距離核弾頭ミサイル:ポセイドン 2発・・・
目標はソ連首都モスクワ
PM19:30
モスクワは消えた
それより前のPM18:30
中東からのミサイルを察知したソ連は、ウラジオストクから
中東へ向けて『核』を放った
当時の軍事力は迎撃ミサイルは用を成さなかった
それほどまでに核弾頭ミサイルは性能をUPしていたから・・・
PM20:00
中東へ核が堕ちる
・・・・・
ソ連の放った『核』
そこには新たに開発した細菌兵器が隠されていた
『核』の威力にも耐えうる細菌兵器が・・・
核の炎と共に上空へ舞い上がると、偏西風に乗りEU諸国へ飛んでいった
ヨーロッパに死の灰が降り注いだ