【月の輝く夜に・・・】


今日は、彼女との初めてのデート

夜景を見に町外れの高台にある公園に・・・


「・・・寒くない?」

「ううん、大丈夫」

そう言いながら僕を見る彼女の瞳

月の光が

その潤んだ瞳をさらに煌びやかに映し出している

その公園はカップルの集まる場所で

結構有名だった

ほんとかどうかわからないが

草むらに隠れて覗きも

多発するらしい

春の香りの漂う夜

不思議と今日は僕たちだけしか

いないようだ

ベンチに二人肩を並べて座る

ほんのりと漂う彼女の香水の匂い

彼女の横顔は月の明かりのせいもあるのか

とても魅力的に映った

彼女の頭が僕の肩にそっと寄り添う

自然と僕の腕は彼女の肩を抱いた

「永遠にこの時間が続くと良いね」

僕は独り言のようにつぶやいた

「続くわよ・・・」と彼女

「そうだね」と僕

彼女の唇にキスをしたい

僕は彼女の顎に指を掛け

彼女の顔を起こした


・・・・・


彼女の牙が僕の首筋に食い込んだ・・・