「・・・生まれたか・・・」
「サタン・・お前、なぜこんなことをした・・・」
「さぁ、俺にもわかんねぇな 長年人間を食らってるとな意識が残ってるんだよ・・・たまにな
どうしてもよんじまう まぁ、冥王としちゃぁ失格だな・・・」
「そうか・・・覚悟はいいか・・・」
「あぁ、いつでもいいぜ だが、その前にお前の名を聞いておこう」
「名・・・だと?・・・デヴィル 魔天使デヴィル・・・」
「・・・デヴィル そうか・・・好きにしろ」
デヴィルが両手を伸ばす 次の瞬間サタンの身体は引きちぎられた どす黒い血が当たり一面を塗りつぶす
その身体を食らうデヴィル
「お”おおおおおぉぉぉぉ~」 地の底から湧き出るような唸りを発するデヴィル
・・・・・・・
「生まれたか・・・」
洞窟に姿を現したのは、あの老人だった
閉じられた岩戸を見据え老人はつぶやいた
やがて、岩戸が開き始める そこから出てきたのはあの少年だった
「わしの目に狂いはなかった やはり君が希望じゃった・・・」
もう、僕の意識はデヴィルになっていた
「じじい、待たせたな」
「おう、待ちかねておったぞ」
「・・・そうか・・だが俺はお前をも食らう」
「わかっておる・・それがお主の役目じゃ・・・デヴィルよ」
「ならいい・・創世神オリンピアメディス 貴様の命俺が引き継ぐ」
「・・・お主、人間をどうする?」
「・・・殺す 今のままで希望は無い・・・一度、無に返す そこからの再生を行う」
「・・・そうか・・・やはりな・・・だが、デヴィルよ。その後人間に未来はあるのか・・・」
「俺は、お前を食らうことにより絶対神となる お前ならそれが意味することはわかろう・・・
それが答えだ」
「・・・そうか、頼むぞ」
真紅の血吹雪で染まる岩戸・・・貪り食らうデヴィル・・・
ほどなく人間は滅亡した
荒れ荒ぶ地に一人起つデヴィル
沈み行く太陽がその背中を照らす 長く伸びる影
やがてその影は短くなり 誰も居なくなった
静まり返る世界
荒々しく吹き荒ぶ風の音だけが聞こえる世界
どれだけの月日が過ぎただろう
海の底深く一つの生命が生まれた
新たなる歴史を刻むために・・・
こんばんは、devill です。
ながながと続いたお話もこれで終わり。
お楽しみ頂けましたでしょうか・・・
ではまた、次回の作品でお目にかかりましょう
次回、新たな女性が登場いたします。お楽しみに
devill でした。