「ダーメ」
「えっ…ちょ、あはは…陸のサドー、意地悪ー、阿呆!」
妙な興奮を感じていた。
“やめて”と言われれば“続けたくなる”。
肩から手を滑らせ腋を軽く擽った時、余りの擽ったさから優の身はずるりと滑り、背中を俺に預ける形となった。
優と俺の身長は俺が少し高い位だけど、お尻からズルリと滑ってる為か、俺の胸の辺りに優の頭が来ていた。
それで俺の顔を見上げて来てたもんだから俺は固まってしまった。
可愛い。可愛すぎる!
頼むからそんな瞳で俺を見ないでくれっ。いや、やっぱずっと見ていて欲しい!!
「あっ陸、ごめん。って陸が擽ったりしなければこんな事にならなかったんだからね!」
「……ごめん」
「――…陸?急にどうしたんだよ?」
俺は我知らずと謝っていた。何故謝ってしまったのか、理解するのには時間は掛からなかった。
というか次の自分の行動に驚いてしまった。腕の中には片思い中の幼なじみ。
両腕でしっかりと抱きしめ、近場の手で優の顎を少し上向きに持ち上げた。
そして…
――ちゅ
次の瞬間に唇を重ねていた。
眼前に大きく瞳を見開く姿が一杯に広がった。
一度キスをしてしまえば今まで我慢していた欲求が溢れ出した。だから俺は顔の角度を変えて深く口付けた。
優の唇は想像通り柔らかくて温かかった。スッゲーふにふにしてる。
「んっ……ふ、陸…っ、なに…」
言葉を遮る様に、そして言葉さえも発する余裕が無くなる様に、舌先で閉じられた唇をなぞった。
舌先でなぞると僅かに優の身体が微動して、その度に唇が震える様子が可愛くて仕方が無かった。
息苦しさに呼吸をした瞬間に舌を捩込み割り入れ、口腔を貪った。
先ずは唇の裏を一周なぞり、歯列を辿った。
優からはくぐもった吐息が零れた。
「んっ……っ、ふ……」
勿論優は舌を奥へと逃し、俺に応え絡めてくる気配など無かった。
少し寂しいけど当たり前か。だって俺と優は“幼なじみ”だから。でも、もっと優を感じたい…。
だから密着する様に後ろからギュッと抱きしめておねだりをする。
「優の舌…欲しい…」
続→