今日は月に一度の読み聞かせの日でした
先月に続いての6年生です
6年生は2クラスあります
続いて・・ということはあまりないので
あえて先月と同じ本を選びました
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」
前にも書いたかと思いますが
日本語がとても美しいのです
声に出して文章を読んでいると
背筋がピンと伸びるような
凛とした響きがあります
芥川龍之介
他にもたくさん本はありますが
小学生が読んで一番心に残りやすいのが
この蜘蛛の糸だと思うのです
私もこの本に出会ったのは小学生でした
自分で読んだのか読んでもらったのか覚えてませんが
それまで読んでいた外国の童話とは全く違っていて
こころに重く残ったのです
物語は無慈悲な心への戒めとして描かれているのですが
幼い頃の私は
誰も見ていないと思って 悪いことをしたりずるいことをしても
必ず誰かがどこかで見ているよ
逆に良いことをしてもちゃんと誰かが見てくれているよ
と
こんなふうに思ったのです
「天知る地知る我知る子知る」
好きな言葉のひとつですが
きっと子どもの頃に読んだこの本が影響しているんでしょうね
読み終わったあと
簡単な言葉で一言添えます
学校の教科書には古典文学もたくさん載っています
宮沢賢治や芥川龍之介は
文章や表現がとても素直なので情景が思い浮かべやすいです
言葉の言い回しが慣れないので
難しいと思ってしまいがちですが
丁寧な本当の日本語を楽しみながら読んでみるのもいいですよ
こういうことを添えるのは
学校の先生というプロの前では恐縮し
躊躇してしまうのですが
なぜかその先生が一番喜んでくださる
そういえば
先月の中学の文化祭でのお手伝いの時
3年生の女生徒3人くらいで
「この人見たことあるよね~」
「去年か一昨年卒業した先輩のお母さんかなぁ」
と 小さな声で言ってるのが聞こえたの
「それ たぶん読み聞かせの時に見てるんだよ」
って言ったら
あぁーーー!ってwww
もう15年くらいやってるから
あなたたちが1年生の時から見てるはずだよ
一ヶ月に一度
クラスもランダムに振り分けられるので
実際は6年間で2~3度しか見てないと思うのだけど
こういうのは嬉しいですね
本を読んでもらうというのは
一方通行のようで実は
お互いのコミュニケーションが働くんですよね
その時々の感情や環境で
内容がつまらなく感じたり
うっとおしく感じたりはするかもしれないけど
人に何かをしてもらうという行為は
決して負にはならないと思うのです