「忍びの国」 和田 竜
前作の「のぼうの城」では
あの時代にはそぐわないほどの
情の厚さを軸に書かれていたけれど
二作目の本書では
すさまじいほどの非情を書いている
戦のシーンでは 素早い展開で殺戮が繰り返され
ある意味 痛快でもある
ー自らの欲望のみに生き 他人の心情など歯牙にも掛けぬ人でなしの血は
いずれ この天下の隅々にまで浸透するー
最終章でのこの一文で 現代の人間の心の病みと闇を思う
信長の天下統一のつけが
今も累々と受け継がれ 人々に仇をなしていると・・・
深く読み過ぎているでしょうか・・?