黄檗宗 葉室山 淨住寺 (はむろざん じょうじゅうじ)

黄檗宗紋:三つ葵(徳川葵)

淨住寺の寺紋は無し。黄檗宗紋のみ使用されています。

境内

隠れた紅葉の最高のスポット。
公家である葉室家の菩提寺として知られる西京区の淨住寺。
天台宗より始まり、真言律宗から黄檗宗の流れで宗派が時代とともに変化してきた。
現在も大きな境内だが、かつてはこの数倍もの広大な境内を所有していた。
北は西苔寺川、西は山田道付近、南は葉室御霊神社(こちらは朱印ありません)付近まであったようだ。
東の山の中には松尾大社社家の墓もある桜谷墓地があり、その奥には現在は廃寺だが、清水寺と対をなしたという「法華山寺」があった場所である。

亀甲竹

境内には「亀甲竹(きっこうだけ)」という珍しい竹の他、京都ではこちらだけにあるという「四方竹(しほうちく)」もあります。
葉室菱(割菱)
四方竹を四つ重ね、斜めに切ったものを天皇に家紋にせよと葉室家の紋が定められたとか。
見た目は通称割菱と言い、いわゆる武田菱ですが、武田氏よりも家紋の歴史は古いようです。
(武田氏が割菱を使い始めたのは信玄の時代から。信玄も含み武田氏では花菱紋が使われていた)

籠目(六芒星)

余談ですが、黄檗宗では写真のように必ず「籠目(かごめ)/六芒星(ろくぼうせい)」を入れるそうですが、その理由は不明とのこと。

方丈からの庭

方丈は仙台より移築した伊達家の屋敷。
7/30(土)に私が主催する京都家紋研究会で初のイベントをこちら淨住寺さんで行いました。
https://www.facebook.com/events/1229337473745436/

朱印の対応が出来ないこともあるようです。ご注意ください。

朱印

洛西観音霊場第三十番:聖観音