「死刑制度に反対」と言うと

「身内が殺されたら意見が変わるだろう」
と返ってくることがある

皆、被害者になっても加害者になることはないと思ってる
自分を善だと思ってる
自分がどれだけ正しいと思っているのか

「殺してやりたい」
「死ねばいいのに」
なんて感情、簡単に抱く

それが報復の意味を持つのなら、正義感の名の下に正当性さえ帯びる
おせっかいで無責任な正義感は時に間違った判断を下す
本来、人を裁くなんて誰にも出来るものではない
死ぬべき命なんて、この世にあるはずもない
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もしも夫が浮気したら…?








死ぬ。








殺してから死ぬか。








私、“離婚”という概念がない。








死んでも離婚はしない。








そう思わせたのはあなたです。
あなたには言わせない。
私はあなたを許さない。
あなたのようにはならない。


私はもう新しい道を歩んでる。
過去には縛られない。
もう、あの時の私じゃない。





今宵は何やら耳鳴りがする。
雑音は不要。
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花火なんて見慣れてるはずだった。

お祭りが大好き。
私にとって花火大会は、浴衣と屋台がメインで花火はおまけ。

そう思っていた。
彼と一緒に観るまでは…。

一緒に観た花火は、それはそれは綺麗で…

私、恋をしてるんだ
私、幸せなんだって…

溢れる気持ちをギューっと噛みしめた。


あの日に似た夜風が吹く日は、ふと思い出して涙が出る。
それ程綺麗な空だった。


悲しい夜。
悲しい夜だった。

彼はまた私に涙化粧をほどこす。

部屋の電気を消して、
カーテンを開けたそこには、


月がそっと私を励ましてくれていた。


「ほら…」
彼が私にくれたもの。

窓の額に飾られたその月は、
あの時の花火のように、なんと綺麗なことか。



涙が出る程綺麗な空を
君といくつ観ることができるだろう。