促進剤といえば、子宮破裂など、効き過ぎによる恐ろしいイメージしかなかった。

普段から薬が嫌いで、風邪をひいても寝て治す私だから、いざ薬を投与しようものなら、効果テキメンに違いない。

私も家族もそう信じて疑わなかった。

朝に入院し、内診、バルーンの挿入など一通り終えた後、早速陣痛室で促進剤の点滴が始まった。


すぐにでも産まれるはず…。


が…
張りが来ない。


促進剤使用の場合、急激にお産が進む場合が多いので、陣痛が10分間隔になるのを待たずして、陣痛室でスタートする。


なのに…
張らない…。


結局3本も投与したが、この日は最後に軽い張りが来た程度で終わった。

「明日には会えるからね!」
そう医師に言われ、明日には産めると期待して眠りについた。