この前少し実家に顔を出した。


私の実家と言えば…


今だから笑えたけど、数年前なら絶対笑えてなかったであろう発言をした夫。

そして今でも笑えない発言をした夫の話。


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私は夫を愛してます…。
ムカツクけど(^-^;)

なので何でも褒め要素に思えてしまう。
「うちの子偉いの♪」
親ばかならぬ、妻ばか状態デス(^-^;)


褒めてのばす!これ鉄則。

しかし褒めてばかりいると調子に乗ります。鼻がグングンのびて天狗になります。のびる場所間違います。

のびた鼻はポッキリ折ります。たまに折るのに失敗して鼻が低くなり過ぎ、自信ない子ちゃんにさせてしまうことも( ̄▽ ̄;)


人をのばすって難しいですね。




ところで、私は常々夫に「命名が上手い!」と褒めて来ました。

夫はめーめーめーじん(命名名人)です。あくまで嫁の物差しでは…。




例えば、

友人のあだ名などは夫が言い出したのが定着することが多いです。

・ひろき→ピロ
・倉田 →グラタン
・黒木 →クロ→(女の子を弄んだのをきっかけに)グロ

などなど…。

「グロ」てゞ(-_-;)ォィ
可哀想なあだ名です。
でも確かにグロイ男ですから…(´_ゝ`)




妹さんのあだ名も酷いです。

「ゴリ」。
全然ゴリっぽくないのに!

可愛い妹だからこそ、逆に言えるんでしょうね。

可愛い可愛い妹。しかし、ゴリちゃんは高校の時に少し荒れてしまいました。グレちゃったんです。

それ以来、「グレゴリー」と呼んでいます
ゞ( ̄▽ ̄;)ォィ

でも確かにグレたゴリを表すにはピッタリ☆?



(※次の例は、汚いです。下ネタ嫌いな人は読まないでね。
下は下でもエロスなし。ある意味エロスの究極。

なので食事中の方も注意。お菓子好きな人も注意。)











…う○こネタです(-ω-*)



外でう○この話をしたい時に便利☆

・う○こ→ブリュレ
・下痢 →クリームブリュレ
・超下痢→ゲリマンダー

外でお尻具合を語りたい時にどうぞ。(え?語らない?)



そんなこんなで、夫は命名名人なのです☆(どこが?)



しかし私は褒め過ぎました。



夫に命名されたら、「グロ」や「ゴリ」など、少~し嫌~な名前になってしまう可能性が高い。そして定着率が高い。

夫のターゲットにならないよう注意です。


私は褒め過ぎていることに気付かず、夫は天狗ちゃんになっていました。


私の実家に夫と遊びに行った時のこと。
さらなる被害者が出てしまったのです…。


夫の前に、命名欲を掻き立てる人物が現れました。




私のおばあちゃん(ノ_・。)




おばあちゃんは、昔「小町(今で言うミス○○)」と言われた程綺麗な人。
さらに、手先が器用で性格も温厚。
自慢のおばあちゃん♪


しかし、アルツハイマーになってしまいました。
まさに頭の中はもう消しゴムで消されてしまっています。

家族にとってそれはとても辛く、アルツハイマーになった当初はこちらが発狂しそうでした。

アルツハイマーを患って、かれこれ7年経ち、今では対応策など考えた末、少し余裕が出来ました。



私達家族にとったら、今も「綺麗なおばあちゃん」なのですが、
はたから見たら「頭のおかしなおばあちゃん」なのです。



認めたくないけど確かにそうですね…。

綺麗な顔も筋肉が弛緩してしまったし(それでもまだ“孫フィルター”のせいか、美人だと思うけど)、
何よりあんなに温厚だった性格が壊れてしまいました。

すぐイライラし、なんでも壊そうとします。
「めんだるんじゃ――!!」(壊してやるという意味)
と叫び、物を投げます。





そこで夫の考えたあだ名は




「ボン・ばーちゃん」。




頭がボンバーしてる婆ちゃん。
名付けて「ボン・ばーちゃん」。

「ボンバー」と「ばーちゃん」をかけて「ボン・ばーちゃん」。





好きだから許せてしまうのかね。


うまい!と思ってしまいまった。
そして、そのあだ名は私の実家ですっかり定着した。


なんだか、まだ可愛らしい感じがするし、
敬遠して近寄らないよりは「ボン・ばーちゃん♪」と親しくしてくれるのは悪い気はしなかったんだよね。



7年前では洒落にならなかっただろうけど。



夫はさらに調子に乗り、私の実家メンバーを、


「ボンバー戦隊☆メンダルンジャー☆」と名付け、

おばあちゃんはもちろん「レッド」だと言い出す始末。

兄は「ブルー」
母は「グリーン」
私は「ピンク」
夫は「ブラック」

だそう。


しかし、私は嫁に行った身なのに、「家族だから」と実家メンバーに私達夫婦を入れて、
私を「メンダルンジャー・ピンク」
夫は「メンダルンジャー・ブラック」
と命名してくれたことに嬉しさもあった。



しかし、大好きなおばあちゃんを小バカにされたようで、ジワジワと腹が立つ。


「クロ」→「グロ」
「ゴリ」→「グレゴリー」と進化を遂げたように、


「ボン・ばーちゃん」 も進化してしまった時に悲劇は起こった。





進化した名は
「ボンババ」。





この進化に私はキレた。



ボンババだとぉぉ――凸(`皿´)
もう許さん!!



可愛らしさの欠片も見当たらない!

「何でもかんでも許されると思うなよッッ(`Д´メ)!」

ばーちゃんを侮辱すんな――!!



天狗になってる夫。
私の魂の叫びは届かない。


夫「ボンババ♪ボンババ♪」


ブッッッ殺す凸(`皿´メ)

この後、天狗っ鼻をボッキボキに折られ、しばらく夫は自信ない子ちゃんとして哀愁漂う姿で過ごしましたとさ。





…褒め過ぎは程々に。