2月1日。
病院にてインフルエンザと診断された日。

夜は眠れたし、咳は酷いけど、気分は悪くなかった。
そして翌日2月2日土曜日は安静に過ごし、23時には眠りについた。


……が、

2月2日深夜。
正確には2月3日(22w2d)午前0時頃。


咳に起こされる。
約1週間程続いている咳のせいで、咳をするだけで胸が痛い。

お腹の赤ちゃんに負担がかかることも怖い。

のど飴を必死で舐めるも、治まらない。



――2月3日(22w2d)午前1時頃。


込み上げる咳の勢いで、何かが漏れた。……ジワッ。


――!?


慌ててトイレに駆け込む。

パンツがぐっしょり濡れていた。


尿の臭いがしない。
無色無臭……。


――羊水!?


夫に母を呼んでと頼む。


怖くて怖くて震えが止まらない。


病院に行くべき!?


破水なら止まらないはず…。
ジワッと漏れただけで今は止まってる。
もしかしたら、ただの尿漏れかもしれない…。


心配な精神状態が一番赤ちゃんに良くないからと母に病院に行くように促された。


救急外来に電話した。
とにかく今から来てくださいとのこと。


夫と母の3人で病院に着く。


内診で羊水検査をした。


破水ではないことと、子宮口もきちんと閉じていることが確認できた。


……良かった。


エコーで赤ちゃんの様子を見ると、心臓も元気に動いているし、手足も動かしていた。


……無事だった……安心した。


ただ、お腹が張っていて、押さえた方がいいとのことで、張り止めの薬が出されることになった。


無事にいてくれてありがとう…。