今回も例の如く「衝撃を受けた」シリーズをやっていきたいと思ふ。
前回はドラムだったので、今回は同じリズム隊でありこのパートが無ければ曲が崩壊すると言っても良いぐらい重要なパートを担うベースを操る方々を10選紹介していきたい。

毎度のような注意書きであるが
・聴いているバンド(邦楽)のみ
・上手いベーシストランキングではない
ということを踏まえた上で見て頂きたい。


1.TAIJI / X
いかにベースという楽器が重要であるかを教えてくれた偉大なるベーシスト。
Xのメンバーでも安定して上手いというか、日本で1番上手いまである。
ベースソロをたまたま視聴して「ベースってかっけえ!」と中二の頃に思った。
TAIJIの作る楽曲はアメリカンなハードロックの曲が印象的。彼がアコギで奏でる「Voiceless Screaming」は名曲。
ベースもギターも上手いというのはズルすぎる。


2.J / LUNA SEA
LUNA SEAを知った頃は色々と知識も浅く、「ベーシストは地味でたまに曲を作るパート」という愚かで浅はかな考えを打ち砕いてくれたベーシスト。
この方のおかげでベース及びベーシストに対する考えが180度変わり、今ではベースはめちゃくちゃカッコよく大事なパートであると思っている。
全宇宙のベーシストの皆様ごめんなさい。
LUNA SEAでは「ROSIER」などの数多くの名曲を作った。ベーシストのなかでも最も熱く漢らしい兄貴のようなベーシスト。


3.TETSUYA / L'Arc~en~Ciel
5弦ベースという存在を初めて教えてくれたベーシスト。
コーラスに頻繁に参加しながら、難しいベースラインを弾きこなす半端ない技術の持ち主。
L'Arc~en~Cielではポップな楽曲を多く作曲している。時々、「死の灰」や「finale」みたいなダーク系な曲も作曲する。


4.ゼノン石川和尚 / 聖飢魔II
通称:「いぇーいのおじさん」
構成員のなかでも一際怖い見た目だが、海外だと子供達に人気というギャップのある御方。
寡黙そうな見た目だが実は喋ると面白い御方。
フュージョンやジャズをやっていたということもありベースプレイは非常に巧み。
同じく聖飢魔IIのDr.ライデン湯沢殿下と「RX」というコンビを組んで教典を発布したり、ミサ中に「MONSTER RYTHEM BATTLE」として殿下と一緒にミサを盛り上げている。
数曲ではあるが作曲もされており、「織田信長」や「WINNING GATE」等の名曲を世に送り出した御悪魔様。 


5.松井恒松 / BOØWY
ご存知BOØWYの渋い男。
ダウンピッキングといえば、やっぱりこの人が1番最初に出てくる。
ライブではダウンピッキングに専念するために1歩も動かず、黙々とベースを奏でていた職人。
BOØWYのリズム隊の安定感を不動の地位のものにしたレジェンドだと思っている。
年齢を重ねても渋くてカッコイイ。


6.SEELA / D'ERLANGER
D'ERLANGERの解散時のメンバーで、復活後もベースを担当している。
Kyo、CIPHER、菊池哲の他の3人があまりにも有名ということもあり、余り語られることは少ないが実はかなり上手いベーシスト。
ライブ映像を見て頂ければその上手さは一目瞭然だろう。「SADISTICAL PUNK」とも言われた激しいD'ERLANGERの曲を支えている凄いベーシストである。


7.SEICHI / ZI:KILL、CRAZE
ZI:KILLでは曲数こそ少ないものの「HYSTERIC」や「FLY」などのライブで盛り上がるナンバーを作曲した。
特にZI:KILLの武道館公演「LIVE ROCKET」における「HYSTERIC」の演奏はめちゃくちゃ完成されたライブバージョンになった。
「NIGHT CALL」のサビではTUSKと交互に歌っているのも確認できる。
髪立てている時もカッコイイけど、ZI:KILL後期の髪を下ろした姿もカッコイイっす。


8.TAKASHI / DIE IN CRIES
かつてELTのいっくんと組んでいたヘヴィメタルバンドTHE ACEでベースを担当しており、その後のDIE IN CRIES時代では当時としては珍しい5弦を使いこなしており、HIDEもその実力を認めた程の技巧派ベーシスト。
TAKASHIのベースを堪能できる曲としておすすめなのは「...To LOVE,Too DESIRE」と隠れ名曲のひとつ「BEARDSLEYのPUZZLE」である。


9.樋口豊 / BUCK-TICK
通称:「ユータ」
BUCK-TICKのドラムであり実兄であるヤガミトールと共にアルバム毎に変わるBUCK-TICKの音楽性を支えている弟。
初期は松井恒松のようなダウンピッキングだったが、BUCK-TICKの音楽性の変遷に伴い指弾きも使用するようになった。
兄との阿吽の呼吸が織り成すリズム隊の安定感が半端ない。
よく喋る性格なのでテレビ出演などではマイクを持たされる機会も多くあった。
今でこそ可愛いキャラだが、昔は筋金入りのヤンキーだったらしい。


10.MARRY / COLOR
CINDYと同じくCOLORのアイドル的存在。
DYNAMITE TOMMYの反逆思想に共感して、ベースが弾けないのにも関わらず参加。
その後ギタリストのTATSUYAから教えてもらい、弾けるようになったとのこと。
ベースってそう簡単にできる楽器じゃないのに、弾けるようになったのはTATSUYAの教え方も上手だったのもあると思ふがMARRYの相当な努力によるものだろう。
2002年に亡くなられたが、80〜90年代ヴィジュアル系のファンには記憶に焼き付いている偉大なベーシストではないだろうか。



知識不足もありベースの技術的な話は殆ど出来なかった。ただ、ベーシストが作る楽曲は構成が面白く独特なものが多いと思ふので、これを機にベースという究極にして志向の音に注目しながら聴いて頂けたらこれ幸いである。