実はこう見えて世を忍ぶ仮の高校時代にドラムを半年ほどやってたので、今回はそれにあやかって「衝撃を受けたドラマー10選」をやろうと思ふ。
何故単位が「人」じゃないかって?まぁそれは読めばわかる。
注意:上手いドラマーランキングとかでは無く、衝撃を受けたドラマー紹介である。
吾輩が聴いているバンドのドラマーのみとする



1.YOSHIKI / XJAPAN
吾輩がドラムを始めた原点。
叩く時の激しいパフォーマンス「動」とバラードにおける「静」の両方を併せ持った究極のドラマーだと思っている。
あとはクラシックの影響による作曲能力の高さであったり、YOSHIKIの書く歌詞や世界観は吾輩に多大なる影響を与えた。


2.真矢 / LUNA SEA
当時のヴィジュアル系というか邦楽でも屈指の実力派ドラマー。
初めてLUNA SEAを聴いた時に真矢のフィルインを聴いて「こんな叩き方があるのか!」と衝撃を受けた。
ライブ映像とか見ても安定しまくってるので、他のメンバーも安心して演奏できてると思ふ。
バスドラムのパワーをあげる為にヴィジュアル系でありながらヴィジュアル系を捨てた漢。
いつか回転しながらドラムを叩いてみたいです。


3.菊池哲 / D'ERLANGER、BODY、CRAZE
ドラムやってて昔のヴィジュアル系が好きな方なら必ず耳にするであろうドラマー。
色んなバンドに在籍していた関係上メタルからパンクからビートロック等に至るまで叩ける実力者でもある。
吾輩も結構色んなバンドを聴いているけれど、これ程までに尖った音を出すドラマーはこの人以外に出会ったことがない。
盟友・瀧川一郎のシャープなギターの音にマッチするのはやはりこの人しかいないのではないだろうか?


4.yukihiro / L'Arc~en~Ciel、DIE IN CRIES、
ZI:KILL
ご存知yukihiro先生。ZI:KILL、DIE IN CRIES時代はとにかくキレまくったドラムを叩いていた。
L'Arc~en~Ciel加入後は以前に比べ作曲にも参加するようになり、ブレイクビーツ系の曲を数多く作曲している。
打ち込み並のドラムのフィルの正確さと細さは当時のシーンのドラマーでもyukihiro先生以外はあまり類を見ない。
ドエルの方は是非ともyukihiro先生がかつて在籍していた、上記2つのバンドを聴いて頂きたい。


5.湊雅史 / DEAD END
圧倒的なドラムセンスにより齢17にして、札幌のSABER TIGERに加入した逸話を持つ。
その後はDEAD ENDに加入し解散まで在籍、解散から約20年後にDEAD ENDが復活するも脱退。
DEAD END在籍時のアルバムを聴けば分かると思ふが、湊雅史のドラムは非常にテクニカル且つ繊細で難しいフレーズを各曲必ず取り入れてくる。
現在はボンゾのような力強いドラムスタイルになるも、その技術の高さは健在。


6.ライデン湯沢殿下 / 聖飢魔II
この御方は人間ではなく悪魔(雷神の息子だから正確には神)なので、タイトルに「人」という単位を使用しなかった。
なんとこの御方、かなりのボンゾフリークで教則DVDにおいてもボンゾ独特のフレーズを叩いておられた。
ワンバスドラマーではあるものの、フロアタムと高速ヒールアンドトゥによりツーバスの様な音を出すことができる化け物。また、他のドラマーの音が聴こえなくなる程のパワーヒッターであり、人智を超えた悪魔の所業である。
基本的にメタルドラマーではあるものの聖飢魔IIの音楽性が幅広いこともあり、ジャズやポルカやフュージョンなどを叩きこなせる器用な御方。
実際にミサ(ライブのようなもの)でそのドラムプレイを目の当たりにしたが凄まじかった。


7. ヤガミトール / BUCK-TICK
通称:アニィ
BUCK-TICKの屋台骨として30年に渡り活躍されており、髪を立てている唯一のドラマーである。
アニィのドラムの凄さはライブにおいても安定したテンポで叩いている点である。ベースであり弟のユータとのリズム隊は凄まじい安定感を誇り、BUCK-TICKの幅広い音楽性とクセのある楽曲にも柔軟に対応できるドラマーである。
数ある中でも吾輩が1番好きなリズム隊。
また、かなりのLed Zeppelinマニアでもある。


8.SAKURA / L'Arc~en~Ciel、 ZIGZO
ドラムの音でいえば、吾輩が1番好きなドラマーである。
L'Arc~en~Ciel在籍時のアルバムを聴いた時の衝撃は未だに忘れられない。
ロックバンドのドラマーではあるものの、出てくるフレーズや音はどちらかと言えばジャズ寄りという、当時のシーンでもかなり珍しいタイプのドラマー。パワフルな曲でも繊細さを持ち合わせたドラムが最高である。
SAKURA在籍時のアルバム「DUNE」~「True」を聴いて、そのドラムを堪能して頂きたい。


9.EBY / ZI:KILL
ZI:KILLを解散まで支えたドラマー。
BUCK-TICKのようにZI:KILLも音楽性が幅広く、クセのある楽曲が多いバンドだが、それらの楽曲に呼応して叩きこなしたドラマーであると思ふ。
ZI:KILLの楽曲「TOUCH ME」がその凄さを体感できる楽曲かも知れない。
ZI:KILLの歴代ドラマーの中でも1番好きなドラマーである。(アルバムはCLOSE DANCEが1番好きだけど)


10.高橋まこと / BOØWY
伝説的バンドBOØWYを解散まで支えた原子のドラムこと、まこっちゃん。
ミスターエイトビートの異名を持つ程にライブで安定したビートを叩けるドラマー。
BOØWYで年齢が1番上だったのもあり、精神的にもBOØWYを支えた。
この人ほどドラムを楽しそうに叩く人は他に見たことがない。
BOØWYはライブでリズム隊が安定しまくっていたからこそ、フロントの2人が暴れられたのかも知れない。



以上である。
今のドラマーにはあまり分からないが、昔のバンドは上手い下手関係なく魅力的なドラマーが沢山いた時代だと勝手ながら思っている。
勿論、他にも凄いドラマーは日本に数多く存在するので是非とも知って頂きたい。