今回は吾輩が衝撃を受けたアルバムを10枚紹介しようと思ふ。

このようなルールを一応設けた
・収録曲が8曲以上であること
・各バンド1枚ずつ
・オリジナルアルバムのみ

※分かりやすくする為に番号を付けるが、ランキングでないので注意

では見ていこう↓↓↓


1.BLUE BLOOD / X 
吾輩が80〜90年代のヴィジュアル系を聴くようになった原点にして頂点のアルバム。
ライブでもよく演奏される代表曲を多く収録している点やバラエティに富んだ楽曲が多いことが理由に挙げられる。
「WORLD ANTHEM」〜「BLUE BLOOD」の流れが最高過ぎる。


2.CLOSE DANCE / ZI:KILL
ZI:KILLの人気を圧倒的なものにした名盤オブ名盤であり、インディーズ作品にしてメジャーのチャートにランクインしたカリスマアルバム。
TUSKの詞と天才・KENのメロディーによって織り成される退廃的な世界観が素晴らしい。
捨て曲が一切なく、ジャケットデザインに至るまで全てにおいて名盤。


3.SIX/NINE / BUCK-TICK
BUCK-TICKの問題作のひとつ。
BUCK-TICKはアルバムの枚数が多くアルバム毎によって音楽性が変わるので、正直とても悩んだがこのアルバムにした。
理由は「TABOO」からみられたBUCK-TICKのダークさと櫻井敦司の死生観がひとつの頂点を迎えたアルバムであることや、単純にサウンドが好きだからである。
本作で1番好きな曲は「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」である。「楽園(祈り 希い)」も捨て難いですな(by戸愚呂)
前作「darker than darkness」よりもダーク過ぎて間違ってもBUCK-TICKを初めて聴く方にはおすすめできないが、BUCK-TICKの名盤であることに変わりない。
ちなみに吾輩が所持しているのは回収前の青盤である。


4.激突!! / COLOR
当時「東のX、西のCOLOR」と呼ばれる程の人気を博したCOLORのインディーズ1stアルバム。
選んだ理由は至極単純でTATSUYAのギターがとにかくカッコイイからである。DYNAMITE TOMMYの歌も下手とは言われているが、メジャーデビューアルバムの「ASK THE ANGELS」に比べると全く気にならないし、寧ろ合っているように感じる。
パンクバンドらしく疾走系の曲が大半で、途中でダレることなく聴けるのも良い。
ただ、あまり中古市場に出回っておらずあったとしてもプレミア価格になったりしているので、入手困難なアルバムではある。


5.ZERO / DEAD END
ヴィジュアル系の祖とも言われ、黒夢やラルク、LUNA SEA等の後続のバンドに多大な影響を齎した伝説的バンド・DEAD ENDの4枚目のアルバムである。
DEAD ENDもどのアルバムにするか物凄く悩んだが吾輩が1番最初にDEAD ENDに触れたアルバムであることや、名曲「SERAFINE」が入っていることで本作を選んだ。
アルバム毎によって変わっていった彼らの音楽性がとてつもない化学反応を起こしたアルバムといっても過言ではないだろう。


6.BEAT EMOTION /BOØWY
BOØWYが当時の日本の音楽シーンを席巻したアルバムであり、吾輩が初めてビートロックというものに触れたアルバムでもある。
BLUEと名の付く曲名でNO.1の完成度であろう「B・BLUE」や漢らしいラブソング「ONLY YOU」
だったり、松井恒松のベースソロが魅力的な楽曲「WORKING MAN」等、熱い曲が満載な日本のビートロックの原点にして頂点な名盤である。


7.メフィストフェレスの肖像 / 聖飢魔II
吾輩が吾輩たる所以の聖飢魔IIの大教典(アルバムのようなもの)である。
この教典の魅力はダミアン浜田陛下、エース清水長官、Sgt.ルーク篁Ⅲ世参謀、ジェイル大橋代官というギタリスト4悪魔による曲が収録されている唯一無二の大教典である。(極悪集大成盤 つまりベストアルバムのようなものは除く)
元々演奏力や曲には定評のある方々だが、往年のキャリアを経て円熟したサウンドを聴くことができる。
また、メタルやプログレ、ブルース等の聖飢魔IIの幅広い音楽性を堪能出来る1枚になっているので聖飢魔IIに入信したばかりの人間にも自信を持ってオススメ出来る。


8.PSYCHE:DELIC / 幻覚アレルギー
元かまいたちVo.のSCEANAとGt.の梶井"KAZZY"沙介の2人によって結成されたユニット。
全アルバム素晴らしいので、迷いに迷って本作にした。
ジャンル的にはインダストリアルロックになるんだろうが、今までそういった音楽には無知だった吾輩がハマってしまったアルバム。
かまいたちとは違ったSCEANAの狂気に満ち溢れた歌詞や歌、ナイフのように鋭利な梶井"KAZZY"沙介のギターが織り成す危険な世界観から抜け出せない。
バンド名からしてカッコイイのがズルすぎる。
健全な人間には絶対に聴かせられないし、理解不能だろう。
  

9.DUNE / L'Arc~en~Ciel
SAKURA在籍時のL'Arc~en~Cielのインディーズアルバム。
1曲目の「Shutting from the sky」のイントロで巨大隕石級の衝撃を受けた。「As if in a dream」とか再発盤収録の「予感」等の耽美で独特の浮遊感を持つ楽曲が多いのが特徴。
「True」辺りからドエルになった方は恐らく困惑すると思う。
こちらのKENも天才だと思い知らされた1枚。


10.HUMAN GRIEFMAN  / AION
同じ音楽性であったことから当時、「東のX、西のAION」といわれたAIONのインディーズ1stアルバム。
元々はROSENFELDのVo.HISAYOSHIがAIONに加入していた時に作られたアルバムであるが、NOVが加入して歌詞や歌メロが書き換えられて発表された作品である。
Vo.NOVの力強い歌声とGt.IZUMIの高速ピッキング、Ba.DEANの唸るベース、Dr.S・A・Bのテクニカルで重たいドラムが作り出す高速のサウンドは最強・最凶・最恐・最狂、そう正にDEATHRASH BOUNDである。
ど頭からの「THINK EVER AFTER」から終わりの「JUSTICE FOR DIE」まで息を着く暇もない程の速い楽曲たちが勢揃いしている。
日本スラッシュメタル史における最高峰的名盤。



以上の10枚である。
惜しくも入らなかったアルバムや他のバンドが沢山あるので、何かしらの形で紹介していけたらと思ふ。
殆ど王道的なアルバムではあるが、これを聴けば間違いないというアルバムばかりである。