こちらは「DAMNED PICTURES」と「殺意」に収録されていると楽曲の新録や、デモVer.と新曲が収録されている。
ジャケットもカッコイイとかなりの高評価を受けている。
収録曲
1.BECAUSE
2.PICTURE OF FUTURE
3.殺意
4.SEXER SEXER
5.BAGHDAD
6.PLEASURE SONG
7.SO BALLET
8.BLUE
9.COSMO
M1は表題曲であり、ギターからベースからドラムまで何から何までカッコイイ曲。ギターソロがカッコよすぎるので必聴である。
突然終わり次曲に繋がる構成になっている。
M2は「DAMNED PICTURES」収録の打ち込みVer.で、若干時間が短くなっている。また、JACK作曲である。
M3は「殺意」収録の別Verで冒頭のセリフの代わりに「殺せー！」という声から間髪入れずに始まる点と、途中のベースソロでの「灰色に染まる空を見てた 灰色に変わる僕が見てる」の部分が削られており、攻撃性がより増している。
M4もM3同様「DAMNED PICTURES」収録の別Ver.で歌詞が一部削られているのと、演奏時間がやや短くなっている。こちらもJACK作曲。
M5は「殺意」レコーディング時のセッションに歌詞を付けたものである。歌詞はヨハネの黙示録から引用されている。セッションではあるものの、ひとつの曲として成り立っていると思ふ。
途中のベースソロからのドラムの入り方がカッコイイ。
M6はタイトルの明るさとは裏腹に歌詞がかなり悲しく、狂気的な内容で「望まれない子供の声に悩まされる」という部分がとにかく印象に残る。
M7はDemo Ver.の収録で、中東のような摩訶不思議なメロディーが特徴。
SINNのフロアタムを多用したドラムのフレーズがカッコイイ。
デモテープの音質の悪さが寧ろ、この楽曲の妖艶さを引き立てているように思える。
M8は「DAMNED PICTURES」に収録されていたものに歌詞を足したもので、演奏も7分と長くなっている。冒頭の嵐のS.E.から乾いたアコースティックギターの音色、そしてストリングスも追加されているので、悲しげで孤独な世界観とその歌詞により説得力を持たせている。
M9は前曲までの暗い雰囲気から打って変わって明るいポップなロックナンバー。
殺意のような激しい曲が好きな方はやや戸惑いを感じるかもしれない。
歌詞はなんとなくだが「JAPAN」収録の「ANIMAL BEAT」に通じる部分があると思ふ。
「DAMNED PICTURES」と「殺意」収録の楽曲の別Ver.をメインに収録しており、オリジナルアルバムとは言い難いものの、BECAUSEやPLEASURE SONG、COSMO等このアルバムでしか聴けない名曲も入っているのでもし、フリマアプリ等で見つけたら是非手に取って欲しい。
お気に入り度(5段階)
★★★★★