今回は前回から引き続いて「恐怖の復活祭」のDISC3を紹介する。
前回の紹介でも言った通り、DISC3は6悪魔それぞれによって作曲された完全な新曲が6曲収録されている。

収録曲
1.SURPRISE!
2.蒼き風 紅き風
3.HEAVY DUTY BABY
4.I AM HERE
5.MOTHER EARTH
6.T列車で行こう

M1は閣下作詞、殿下作曲で殿下のドラムのフレーズがこれでもかという程に凝縮された曲。
殿下の曲に見られる独特な浮遊感がこの曲にもしっかりある。歌詞はちょっとエロが入っているが閣下が得意とする言い回しなので、大人になってからじゃないと分からないだろう。
冒頭の凄まじいドラム、途中の少し怖いベースソロから闇を振り払い光が差し込むかのようなギターソロと約8分の長さを感じさせない構成になっている。
M2は閣下作詞、長官作曲で長官が得意とする哀愁たっぷりのメロディーがこの曲でも展開されている。なんとこの曲「メフィストフェレスの肖像」に収録される筈だったがお蔵入りになったエピソードを持つ曲。言われてみれば「メフィストフェレスの肖像」に収録されていた楽曲達が持っていた少し悲しい雰囲気がこの曲にもあるような気がする。
M3は参謀作詞作曲の曲。久々の閣下のシャウトを聴くことができる。2番からは参謀のお色気満載の歌声が入るサプライズ的仕掛けがある。
コーラスにはゾッド星島親分とジード飯島大将が参加されている。
M4は閣下作詞、和尚作曲のアメリカンロックンロールナンバー。若干Aerosmithっぽい気がするが多分違う。和尚のベースが結構聴こえるし、途中のアコギが入る構成も面白い。こちらにも親分と大将がコーラスに参加されている。
みんなで酒を片手に歌いたい曲。
M5は閣下&代官作詞、代官作曲のアメリカンなナンバー。歌詞にはモアイやモルディブや南極などの建造物や地名が入っている。
他の代官のノリノリな曲と比べると比較的落ち着いた雰囲気の曲である。
M6は閣下作詞作曲の哀愁漂うメロディーが特徴のナンバー。唐突に入るギターソロがかなり泣かせに来ている。歌詞も切ないので聴いていて胸が締め付けられる。


各曲とも聴いただけでどの構成員が作曲された曲なのか分かってしまうぐらい各構成員の特色が色濃く出ている。
欲を言えばダミアン浜田陛下の新曲も収録して欲しかったが魔界での執務で多忙を極めており、参加できなかったのだろう。


DISC3のお気に入り度(5段階)
 ★★★★★

作品全体のお気に入り度(10段階)
★★★★★★★★★★