さて今回は関西のV系バンドCOLORを紹介する。
アルバムを全部集めきれていないが、出回っている枚数が少ないのとプレミアがついているので手に入れられないのだ。(言い訳)

COLOR

左から
CINDY(Gt.)
TOSHI(Dr.)
MARRY(Ba.)
DYNAMITE TOMMY(Vo.)
TATSUYA(Gt.)

「東のX、西のCOLOR」と言われた程、凄まじい人気を誇ったバンドであり、Xがメタルだったのに対しCOLORはパンクバンドである。
ボーカルのD・TOMMYは本人が自負するほど歌唱力が無いが、1度ハマってしまえば寧ろクセになってしまう。
メインのソングライターであるTATSUYAのギターの腕前はかなりのもので、難しいフレーズもサラッと弾きこなす程である。 
CINDYはアイドル的ルックスで女性人気があったという。
MARRYはベースが弾けないにも関わらずCOLORに参加した。2002年に不慮の事故で死去。
TOSHIはAIONのIZUMIとDEANと共にMEINKAMPFのドラムとして活動していた。
ジェイソンマスクが特徴的。



さて記念すべきCOLORのアルバムレビュー第1回目は1988年にD・TOMMY主宰のレーベルフリーウィルより発売されたインディーズ1st「激突!!」である。
レコード市で3000円で売られていたのを運良く手に入れることが出来た。
MOLT GRAIN、OH YEAH!302、SANDBAG BABYの3曲と60Pの写真集が追加されたピンクのカバーの通称「スーパー激突」もあるが、吾輩はまだ手に入れられていない。

収録曲
1.KILL TIME
2.FLYING DIVING
3.LA LA MIE
4.50 CC
5.WE MUST BE A DEAD OR ALIVE
6.PURPLE CARPET
7.DOLPHIN KICKS
8.FEARFUL SPALOW
9.A.R.O.
10.BEAT THE PEOPLE
11.LEFT WING

スーパー激突の追加曲
11.MOLT GRAIN
12.OH YEAH!302
13.RETURNED AGAIN SANDBAG BABY


S.E.から始まるM1はBメロのギターがめちゃくちゃかっこいい。
M2はサビの「I wanna flying ,I wanna diving
I wanna flying diving」のコーラスが特徴的。
親交のあったXのメンバーが確かこの曲かDOLPHIN KICKSでコーラスとして参加していたと記憶している。
M3は疾走感あるギターがかっこいい曲。これぞパンクって感じがする。
M4はTOSHIのバスドラムがドコドコと気持ちの良い曲。ギターソロも好きだったりする。
M5はギターのリフのザクザク感がたまらない曲。
出だしのドラムもかっこいい!
M6は吾輩が本アルバムの中で1番好きな曲。
イントロのギターがかっこいいし、サビの囁きかけるような感じも良き。
M7もFLYING DIVING同様コーラスが特徴的な曲。XのTOSHIっぽい声がするのでコーラスに参加していると思われる。ギターソロも含め全体的にギターがかっこいい。
M8は他の曲に比べるとテンポが遅い。
歌詞は要約すると「俺ん家に巣が作られて日も当たらない」みたいなことを歌っている。
他のメンバーが歌っていることが特徴的なM8。
BIG WAVEもそうなんだけどこういう皆で歌う曲はCOLORに合っていると思う。歌っているのは恐らくTATSUYA、CINDY、MARRYではないだろうか。
M9はサビの「ビッザピーポー!ビッザピーポー!」がクセになる曲。一旦ダウンしてからサビで盛り上がるのが良い。
M10はオープニングでも使用されたS.E.から突如曲が始まる本アルバムの中で最も速い曲。ちなみに京都スポーツバレーで演奏された貴重な映像がYouTubeにある。


ギターがかっこいいぐらいしか言ってない薄っぺらいレビューになってしまったが、これは吾輩の語彙力と楽器の知識の無さが生み出した悲劇の産物なのでお許しくだされ。
ただ、かっこいいことに間違いはなくD・TOMMYの声に慣れてしまえば何ら問題無しに聴ける。
(あとはパンクが好きか嫌いかの問題だろうか。)
一刻も早くスーパー激突を手に入れたいところだが、やっぱり高くて吾輩のお財布ではキツいっす。
COLORのアルバムは5000円ぐらいになってたらお財布とも相談しつつ即購入すべし!

お気に入り度(5段階)
★★★★★