“マグマは火を焼き尽くす”の考察 (悪魔の実図鑑袋とじ付録1ページ) | 悪魔の実考察ブログ

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今回は、漫画『ONE PIECE』における悪魔の実に関する謎・疑問を紹介した『悪魔の実図鑑袋とじ付録』の中から、“マグマは火を焼き尽くす”を紹介します。

この謎・疑問が登場したのは単行本59巻です。

“マグマは火を焼き尽くす”とは、海軍大将“赤犬”が、白ひげ海賊団2番隊隊長“ポートガス・D・エース”に向かって言った「お前はただの“火”わしは“火”をも焼き尽くす“マグマ”じゃ!!わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!」という発言からくる、悪魔の実における理論のことです。


では、実際マグマは火を焼き尽くすのでしょうか?
少し考えてみたいと思います。

マグマも火もどちらも高温なものであり、その熱が攻撃力となっています。
ですので、まずはマグマと火の温度や熱量についての比較したいと思います。
作中で表現されるマグマの温度は800~1200℃(ドロドロしているため)、炎は700℃~2000℃(赤から黄色で表現されているため)と想定でき、どちらが高温かの判断は難しいところです。
しかしながら、一斗缶いっぱいの火にバケツ一杯の水をかければ火は消えますが、一斗缶いっぱいのマグマにバケツ一杯の水をかければ、水は激しく蒸発しマグマはまだまだ熱を持ち続けることでしょう。
更に、火の上にマグマをかければ火は消えますが、マグマの上に火をつけても、マグマに影響はありません。
以上のことを踏まえると、作中表現されたマグマの方が火より上位であるという設定には納得ができます。(唯一火の方が勝っていると考えられることは、動きが早いことぐらでしょうか)

そもそも火(または炎)は現象であり、マグマは実体をともなった物質であり、単純に比較する対象ではないのかもしれません。
また、後に海軍元帥となる赤犬と、ロジャーの息子かつ白ひげ海賊団2番隊隊長とはいえ20歳そこそこエースとでは、個人的な能力にも差があったものと思われます。

だとしても、“マグマが火を焼き尽くす”という理論には大いに疑問が残ります。
問題は“焼き尽くす”というところです。
そもそも焼けていること自体が火という現象であり、火は焼けないということです。
そして、もっと納得がいかない、もしくは理解ができないことは、こんな不条理な理由でエースが死ぬということです。
主人公の兄であるエースが死ぬにはそれ相当の理由が必要なはずです。
エースが死ぬ理由としては、この“マグマは火を焼き尽くす”という理論は弱すぎます。

また、あの場面でのエースの死は漫画を描く上での演出的にも不可解です。
初登場時、ロギア系の悪魔の実の能力を持つエースは劇的に強かったです。
しかしそのエースは黒ひげに負け海軍に引き渡され、その後は後ろ向きな発言が目立ちまるで腑抜けになってしまいました。
これは演出的に、開放された瞬間メラメラの実の能力を全開で敵をバッタバッタなぎ倒すフリであることが定石となっているはずです。
しかし、作中エースは開放されてすぐ死に、その理由が“マグマは火を焼き尽くす”という不可解な理論でした。
これでは読者の頭の中には二重の?マークが浮かんでしまいます。

そもそも、最初からエースが誰かに殺されると考えていたなら、もっと読者を納得させれる理由・理論(ゴムとカミナリのような理論)をいくらでも考えられたはずです。
先のことを考え伏線を張ることが大好きな作者『尾田栄一郎』の漫画の描き方から考えても、エースの死・もしくはエースの死に方には疑問が残ります。

以上のことを踏まえ考えると、

エースは実は生きているのではないかという更なる疑問が浮かびます。

当図鑑の作者のようなうがった考え方をする人間からすると、その後エースの墓まで描写し死んだことをアピールすることすら、エースが実は生きているという逆説的な意味に見えてしまいます。

実際エースが生きているか死んでしまったのは分かりませんが、『ONE PIECE』』におけるエースの役割が完全に終わってしまったとは考えづらいです。
演出的に見てあのエースの死の描写は、エースが実は生きている伏線か、主人公ルフィもしくは『ONE PIECE』の世界全体において何らかの意味のある死であり、それが後に語られるかのどちらかであると考えられます。

以上、“エースは生きているのではないか”についての考察でした。

あっ!
間違った!!
“マグマは火を焼き尽くす”についての考察でした。(;^_^A

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