琥珀色の明日~14~ | 堕悪魔の堕文屋《devil-69》

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「んなわけで、俺が気付いた時には病院のベッドの上だったんだよなー」

ウザイほどの脚色を聞きたくなかったから西脇さんに頼んだってのに、結局は和志の途中から独壇場の妄想トークになっていた。

西脇さんも笑いを隠せないのか小さく肩が揺れている。

妄想トークの途中、少年は他の警察官に取り押さえられていた。何故か?って、和志の派手な手振り身振りの解説にムカついて暴れかけたからだ。

その意見には激しく同意できるが、この俺が我慢したんだ耐えてもらうさ。

「で、肝心のそいつとその女性とのいざこざの理由が不明瞭のままだと思うんだが」

ギロりと和志を睨む。

「う~ん・・知らね!」

てへへってお前は中学生か。

本気で友達辞めたい・・・。






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