ガーナの弁護士に会い、アドバイスをいただきに…
今日は改めて何のためにガーナに来てるのか…について話しをさせて頂きたいです
今回はガーナに児童養護施設をつくりたくて、
でも数年前に法的につくることができなくなったということで打開策を見つけにガーナへ来ています
ガーナの社会福祉課に2回電話し、いずれも無理だと明確に言われました
実際にガーナへ来てやはり2度不可能を突きつけられています
ガーナで何をする時に一番大切な事は「誰の話も信じては行けない」という事
例えそれが区のお偉いさんであっても、領主であっても、私は一個人の意見として聞くようにしています
残りの日数が少なくなり、もうほとんど活動資金(個人のお財布)もエネルギーも残っていません
でも母の提案で、母が抱えてる優秀な弁護士に【なぜ児童養護施設がつくれないのか】を法的なポジションから意見とアドバイスを受けに首都のアクラへまた行ってきました
資金的にもアクラに行けるのはあと1度くらいでしょう
弁護士に会い、状況を説明すると衝撃の言葉を届けら、あまりの衝撃でしばらく開いた口が塞がりませんでした
なんと、『ガーナで自動養護施設をつくるのは不可能ではない』と整然とした口調で伝えられました
しかし、区のNo.2が言ったのだから流石に弁護士のあなたが間違っているのではないのか?
と失礼ながらも突っかかりました
すると彼は知人でもある首都アクラの中央社会福祉課のお偉いさんにその場で連絡をして確認してくれました
スピーカーでも先方は可能だというのです
弁護士は「後日私から彼の連絡先を君に送るから直接彼に会って話してみなさい」と伝えれました
続けて弁護士は
「行政の役員だとしても法の事を熟知してるわけでもなく、解釈を間違えてる可能性がある。しかし、彼らは法律の専門家ではないのだから正しい解釈をしてるわけではない。
ただし…いいかねデイビット君、彼らは知ってる可能性がある、と思わなければならない。意味がわかるかね?」
私はすぐさまにその意味を理解した
ガーナをはじめ、あらゆる社会インフラが行き届いていない国ではNGOなどの活動、特に海外からのNGOは、市民にとっても、行政職員にとっても、また政治家にとっても金銭的なかっこうの餌食なのです
彼らにとってNGOは個人的なビジネスチャンス以外になにものでもないのです
なので時間をかけてなぜこの活動をするのか、どういう意味があるのか、どういう事がこのコミュニティにもたらされるのかを話し合い、ビジョンを分かち合い、現地の知恵も同時に借りる必要があるのです
もちろん志が高く、素晴らしい人材への出会いを果たせられれば、それを避けるための知恵を余す事なく分かち合ってくれる
避けられない事も多いが、それを最小限にするための知恵を授けてくれる
この投稿はそう遠くないうちに削除する可能性もあるが、私を応援する人たちに知ってほしいことでもあるので、一応期間限定で書きます
現地人にとってNGOは向き合う姿勢的にビジネス9割です
健全にビジネスをしてくるならまだしも、笑顔で近寄ってきて、全てを奪い去ってしまうことも…残念ながら少なくはないです
ただここで明確に示したいのは、健全な活動とは程遠いNGO団体も少なくないということです
そしてこれはタブーです…のでもう2度とこの事に触れることは一生ないです
話しを戻すと、区の職員は本当に変わった児童養護施設に関する法の解釈を誤ってる可能性があるが、実は児童養護施設を作ることができる事を知ってるが、「私たちのおかげで児童養護施設ができたのだから、自分たちを君のNGOの職員にしてもらって役員報酬を支払ってくれ」と交渉してくる可能性がある
そしてそれが避けられない可能性もあります
なぜなら、ガーナは法律は機能しておらず、正義も存在しない。
その選択肢を取らないと、法律的に児童養護施設がつくれるとしても、権力でそうさせないことがあまりにも簡単で、正しい事のために、闘ってくれる力の持ち合わせてる人はゼロです
でもこの世界はガーナに限らずそういう場所なんです
私たちはそういう世界に住んでいるのです
日本にも日本なりの文化でそういう状況が存在してる分野があることは皆さんもニュースを見ればわかるでしょう?
一通り話を聞いて、弁護士は私に「いいかねデイビット君、正しい手順を踏むんだぞ。それは人間関係の事もある。君の区の役員はまだ疑いきってはいけない。しかし避けてもいけない。共存しながら一番良い方法を探るのだ。法的なアプローチは私ができる範囲でサポートする。しかし、君に変わって彼らの本心を探る事はできない。そして彼は純粋に解釈を誤ってるだけで、君の力になりたいのかもしれない事を忘れないでほしい。これが私の名刺だ。あとで私にメッセージを送ってくれたまえ」
なんかEnijeの活動がどんどん本格的な専門家の話を聞くようになってきたし、行政の権限者との関わりが当たり前になってきた
気づけば王族(領主が一番近いニュアンスかもしれない)ともしょっちゅう会ってる
なるほど、解釈の違いだけで児童養護施設はつくれるのか・・・
でも正しい手順を踏まなければならない。でなければ、あっという間にこのプロジェクトは消滅させされる
この国では『希望』という味はいつも甘くて苦くて、懐かしい絶望的な味がする
ちなみにこの弁護士の相談料は30分(1回20,000円くらいです)
この弁護士を引き入れないと今後が怖いところです
改めて無茶な事に成し遂げようとしてる事を思い出した
そして児童養護施設は完成してから運営してからも大変な事がたくさん待ってるのに
始まる前から精神が恐ろしくすり減らされる
この日の帰りの車で10年前にEnijeの活動で絶望を味わった時に心に誓った事を思い出した
子どもたちのために「悪よりも深い闇を理解、悪の3手先を常に見据えよう」…と
世界は平等がなさすぎて、誰もその実現が可能だなんて信じていない
でも誰かが信じなければいけない
私は人生最後の日に、この世界に存在しない平等という言葉をもたらすために挑んだ人だったと
思い出してこの世界を旅立ちたい
深呼吸をして今日を生きる
今日は日曜日、役員も王様(領主)も行政職員も弁護士も誰も会ってくれない日だから
また作戦会議をする
全ては救えない。でも身近な縁にはささやかな幸福を分かち合いたい
あああ、Enijeの活動はいつも憂鬱だ笑、って言っちゃいけないな
希望をつくる過程は絶望を歩む事だったなあ、そういえば、
7年ぶりに活動開始して思い出したのでした。痛感したのでした
まあ、やることをやるだけです
諦めなければ必ず道は開かれる
拾う神に出会うのみです
ガーナ27日目:児童養護施設がつくれる可能性13%なう
(お写真は弁護士とのものです)
