野口英世という存在。父がガーナに行ったわけ。
テレビ番組のガーナロケ!
YANO BROTHERS、
われら3兄弟の、
もう一つのルーツを探る
ドキュメンタリー。
そもそもなぜ僕らが
日本とガーナのMixとして生まれたのか?
その答えはここにあるのだ
野口英世!
じゃじゃん!
彼は黄熱病の研究でガーナに行き、
その地で生涯を捧げた
いまから約40年前、
野口英世生誕100周年を記念して
日本国は20億円を投じてガーナに野口英世研究所を建設することにした
JICAはその建設を竹中工務店に委託
何を隠そう、
その時、竹中工務店から派遣された建築家が我らが父、矢野光昭だった
当時、わずか35歳で部長になるという
異例のスピード出世
2年以上かけてつくられた野口英世研究所に、29年ぶりに兄弟3人で訪れた
このデザインの中にいると
父の想いにつつまれているような気がします
その庭には無数の白い鳥!
父は母と出会い、
僕らが生まれた
マイケル8歳、
サンシロー3歳、
自分6歳のとき
外国人をねらった盗賊約30人くらいに
住んでいた家を襲われた
ある日の夜、窓を見ると
何者かが窓を斧やライフルで割り壊し、
やがて玄関のドアもやぶられ銃を向けながら入ってきた
父は僕らをベッドの下に隠し、
ブラジル製のピストルをやつらに向ける
しかしブラジル製のピストルは壊れていた
諦めた父はその場にあぐらをかいて座り込んだ
「お前たちがねらっている外国人はこの私だ。私を殺せ。妻や子どもたちには手を出すな。」
ガーナではこんな時
父のような大和魂で立ち向かう人間はいなかった
その姿に驚いたのか
命だけは救われた
アタックされた当時の家にも
母と4人で行ってみた
いまあるこの運命は
自分のためだけにあるのではない
29年ぶりに兄弟3人で訪れたガーナ
これからもルーツを探る旅はつづきます