ガーナ旅行PART.16 | DavidオフィシャルブログPowered by Ameba

ガーナ旅行PART.16

まわりを見渡すとともに、時間が過ぎていく








状況がどんなものになっているかということが、だんだん見えてきた。








そして、少しずつ、寝てる人々も起き始めた。





そしてところどころで火が起き始めた








人々の輪郭が見え始めた
















かなり不思議な光景だった。











物事があまりにも淡々というか、人間のありのままの生き方というか。











そういうものとして動き始めてる気がした





なにかこう自分が日本人だということを忘れてしまうくらいの衝撃というか・・・・























タイムスリップをしたかのような・・・








またはまったく違う文化に踏み入った感覚のような・・・

















おそらくみんな、こう思う気がする。























もう充分違う世界にいるんじゃないかって。























でも、なんだかんだ、ガーナとはいえ車もあるし、道もあるし、言葉も通じるし、服も着てるし・・・














自分でもやっていけるような、どこか土地が違えど通じるものがある感覚がある。














もしかしたら自分がアフリカンジャパニーズだからかもしれない。


















だけれど、ここでは自分は流れるままの時間に身を任せるほか術が








見つかりそうにないという感覚・・・





というか想いになる。












何かをここで証明する気はさらさらなかったが






自分の何も通用しないものを感じた








ありのままに生きるほかないという感覚










これから始まる事がどんなものか、まだ想像できなかったが、










すごい事がガーナの最北端のトンガヒルズで起きる気がし始めた・・・








僕らが必ずしも正しいわけじゃない。










今日それをはじめて実感した   






そんな気持ちが自分の中をよぎったことを










今でもよく覚えている。






ここには僕の知らない真実が生きていた。











人々は迷うことなく











そのことに誇りを感じてるように思えた





















夜明けとともに・・・








どことなく歌が響きはじめていた











どこからともなくその歌にレスポンスする声が聞こえ始めるようにもなった











そしてさらに鈴のような重みのある音が時々した。














人々も動き始め





景色が鮮明になり始めた・・・・


















静かに   











だけど、たしかに何かが動き始めてた。

















それでも








まだ静寂がそこにはあった




















まだ寝てる人も少なくはなかった


















だから僕らは陽が昇る前に








祭りが本格的に始まる前に














トンガヒルズを登ることにした。












ここの一日の始まりを知らせる仕事を何十億年も前から






やっているあの灼熱の太陽を










この大地から見てみたくなっただけなのかもしれない










3人はトンガヒルズを登り始めた






                          つづく・・・・