となりのトトロ | Beginning

となりのトトロ

トトロに会った人は死が近いもしくは死んでいるという裏設定。


めいが行方不明になって、池でサンダルが見つかるシーンがあるけど、あの時すでにめいは水死しており、現実を認めたくないさつきはひきつった顔で「めいのじゃない!」と嘘をついてしまう。



そしてさつきはめいに会うためにトトロに会いに行くわけだが、猫バスに乗ってめいの所へ向かう。この時点でさつき死亡

さつきの「みんなには見えないのね。」という発言からわかるように、猫バスは魂だけを運ぶ乗り物であるようです。


物語の中で、母親は結核で七国山病院で入院しているが、この病院のモデルは八国山病院という病院であると言われており、この病院は末期患者や精神病患者を収容していた場所であり、『となりのトトロ』の舞台となっている1950年代は結核が日本人の死亡原因のトップであった。

その結核の末期患者として、七国山病院で入院していたのだとすれば、母親が最後に「さつきとめいがそこで笑った気がしたの。」という発言もうなづける。(この時点でさつきとめいは死亡しているため、それが見えている母親は死期が近い。父親には見えていない。)


そして謎なのが、猫バスに乗って、病院まで来たのに、とうもろこしを手渡さず、あえてメッセージを残し木の上でそれを見ていたこと。これはやはりさつきとめいは死亡しているため、姿を表せなかったと考えるのが妥当。


めいが行方不明になってから、全シーンでめいの影が無い。

・最後の病院のシーンでは全員が若返っており、実はあれは生前の昔のシーンをくっつけてハッピーエンド風にしたてただけという説もあるらしい。


・さつきとめいは途中で死んでしまっていて、生きていたらこうなってほしいという父親の想像がとなりのトトロであり、それが作中で父親がずっと書いていた原稿であるという説。




一番有力な説は、60年代に起きた狭山事件との関連。
『となりのトトロ』の舞台は埼玉県の所沢である。その所沢で1963年5月1日に高校一年生が誘拐後、レイプされ遺体で見つかった事件が狭山事件である。
姉妹が犯人との交渉に参加していることや、事件が起きた月が5月であること。


…おわかりだろうか。
さつき=皐月=5月
めい=May=5月

埼玉県所沢1963年5月に起きた狭山事件。
埼玉県所沢1950年代が舞台、主人公の姉妹の名前が5月に関係している。

だそうな。

うん。

では。