家族がいるということは


賑やかで楽しいことや


幸せなこともたくさんあるけど


その分心配なこと悲しいこともあるんだ…




前職の友人に1年ぶりくらいに連絡したら


2ヶ月前にお母さんが亡くなったと…


病気の話も聞いてなかったのでびっくりした。



アルコール依存症のお父さんに苦労したお母さんだった。


その話しも彼女からたくさん聞いた。


そんなお母さんを献身的に彼女は支えて来た。



3人姉妹の長女の彼女本人もとても苦労していた。


旦那さんの浮気からの…離婚。


その後体調を崩して1年くらい実家に帰っていた彼女。


お母さんはそんな娘をとても心配しただろう…



何年か経ってから


思春期の彼女の娘さんが引きこもりになった。


そして…自傷行為をするように…


おばあちゃんもとても心配していたと言ってた。



娘の度重なるトラブルに


お母さんも心が穏やかでなかっただろう。



そんなお母さんも


お父さんが亡くなってからは


穏やかに暮らしていたと言ってたのに…



買い物に出かけて突然倒れたらしい。


その日の朝


娘の彼女と電話していた。


彼女は買い物に付いて行ってあげれば良かったと後悔していた。



突然のお母さんの死にショックだった彼女…


お母さんの葬儀の日に


老犬を動物病院に預けていた。


迎えに行く朝…


老犬も突然亡くなってしまったと…


このワンコもずっと彼女を支えてた。


家で看取ってあげたかった…


側にいてあげたかった…と言っていた…



“死”というものは突然にやってくる…


その時に家族として


誰でも何かしら後悔してしまうと思う。


わたしも両親の時…そうだった。


彼女もそんな気持ちから


まだまだ悲しみから抜け出せないと言っていた。



突然でないなら死を受け入れられるのか…


介護する人もされる人も


看病する人もされる人も


すごくすごく頑張ったら


“死”って受け入れられるんだろうか…


“頑張ったね、もう充分だよ”


と言えるんだろうか…



先日たまたま付けたテレビが


“安楽死”についてのドキュメンタリーの終わりころだった。


自分で点滴の薬のスイッチを入れて


自分のタイミングで死んで行く…


家族はそれを受け入れて見守る…


衝撃的だった…



安らかな死…


本当に眠るように息が途絶えた…


たくさん苦しくて痛くて悲しかったから


静かに逝けたことは良かった。



本人も家族も納得してのことだから


それで正解なんだと思う。


違う人や違う家族だと


正解にはならないかもしれない…




たまたま“死”について考えたけど…


“死ぬということ”もお金がかかる。


安楽死で外国に行けば


どれだけの費用がかかることか…


悲しみだけでは終わらない…




お金がかからず


痛くも痒くもなく


苦しくも悲しくもない…


そんな最期を迎えたい…