同僚に言われた。
「連帯保証人が外れるかもしれないの?良かったじゃない‼︎あなたもこれで安心じゃない!」
…あぁ、そうだ。
元ダンナが連帯保証人を外してもらうことができたら
彼は自己破産の可能性がなくなるということだ。
借金だって背負わなくていい。
それは元ダンナにとったら
ほんとに心から望んでいたことだろう。
彼が自己破産しないということは
娘たちは相続放棄しなくて済む。
そんな面倒な手続きをとる事なく
娘たちも安心して生活できる。
わたしが弁護士さんに相談に行った時
その弁護士さんが1つだけ念を押して言ったことがあった。
「もし、旦那さんが亡くなった時には、必ず相続放棄をしなさい。相続開始を知ってから3ヶ月以内に手続きをすること。」
それからわたしは娘たちに何度も話した。
「ママがもういなかったら、その時は忘れずに必ず相続放棄の手続きをしてね。司法書士さんや弁護士さんに相談すればやってくれるから。」
そんな心配事もなくなるんだ。
突然元ダンナから連絡が来て
面倒なことを持ちかけられたけど
父親のトラブルは娘たちに及ぶこともあるんだから
ちゃんと解決しておいてくれた方がいいんだ。
わたしにとっても
元ダンナが不幸であるよりは
幸せでいてくれたほうが
自分に降り掛かってくる禍いもないのかもしれない。
同僚に言われて気付かされた。
気持ちが落ち着いた。
ありがたかった。
その同僚にもう一つ言われた。
「そしたらまた一緒に住めるじゃない!」
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無理ですから…![]()
