僕は父親と仲が悪いです
嫌いではないけど、基本的に合わないのです


まず父はめちゃくちゃ古風
居合いをやっていて、たしか八段だったはず。
そして京都で伝統的なものを売る仕事をしています


一方、僕は新しいものだいすきで
最先端の商品を開発する仕事をしてます


文系と理系という違いも大きな溝です


父は家にいても酒のんでひっくり返ってねてます
自己啓発という言葉とは無縁なとこで生きてます

世界情勢や政治動向にも疎く
今日の日経平均がいくらかなんて絶対知りません


そのくせ偉そうガーン



就職するときのエピソードで父が
『トヨタがいい。あそこはいい会社や。』
といいました。

でも何が『いい』のかは説明できないのです。
完全に雰囲気でしゃべってます


僕は
『車にあんまり興味ないしなあ。開発力はすごいと思うけど、もし車が地球上からなくなったらどうする?』
と答えました

すると父は
『あはは。車がなくなるわけないやん』

…もう話す価値ないわと思いましたよ



例えばカメラの会社。
デジカメが普及してカメラは精密機械から家電になってしまった。
カメラ会社よりも電機メーカーのほうが強くなってしまいましたよね。携帯にもついてるし。
フィルムカメラの需要は減り富士フイルムは最近化粧品のコマーシャルまでやっている。

そんなこと20年前に予測できました?


可能性の話です。
車だってそれに成り変わる乗り物ができるかもしれない。
いまだって車のコストは電子部品が半分以上をしめてるんだから、
車が電化製品に成り下がることもなくはない。
カメラの二の舞だって充分ありえるし、価格破壊だって考えられる。
決して確実に安定してるわけではなくて、むしろ危険注意と僕は思ってます。


そういう可能性や未来への開発者の夢を『あはは。』ですますような人と話す気にならないんです



今回自動車業界が大コケしたときに父に
『だから言ったやろ。自動車だけに頼ってたらこけたときに怖いねんて。
将来考えたら裾野の広い技術力のある会社を選んだほうが賢かったやろ?』
と言ったのですが
そんな会話した記憶すらないそうでショック!

くそ、むかつく


だから話が噛み合わへんねん。
もう少しステレオタイプから脱却してくれたらいいのに。