もっとも偉大な
侍の王
死してなお
八州の鎮守となって
関東平野の北の果て
北極星を背負って
眠りについた
国宝 陽明門
500を超える彫刻を纏い
194体の霊獣
が睨みを利かす。
軒下に並ぶ龍四隅の龍は雲の上
鳳凰が咥える鈴を追う様に
龍の下には
謎の霊獣「息」 「いき」と読むのか「そく」と読むのか
それさえ伝えられていない。
目抜きの龍の周りには
蹄を持つ龍馬
わずか数百年の間ではあるが
その極彩色を失われることなく
受け継がれた
荘厳な建築物は
いまや世界遺産として
これからも
日乃本の国を見守り続ける
・・・
いやこの堕落した
世界を愁い
呪うのだろうか?
