ちょうど1年前

 

地域の祭りの為、数少ない連休の頃で。

祭りの喧騒には馴染めないので、5年前に修復工事の手伝いをしていた

A市に旧友を訪ねた。

 

仕事を一緒に過ごした彼らとの再会は大いに盛り上がり、

思い出話をしているうちに、あっという間に時も過ぎ、

お開きの時間となった。

 

彼らは家路についたが、自宅に帰るのが嫌で

今夜私はもう一つの思い出の街B市に宿をとっていた。

 

タクシーでの帰り道、B市の入り口近くで、5年前から

よく通っているBarにふと立ち寄りたくなり、

タクシーを降りて歩き出していた。

 

もう、夜も遅い。

客もまばら。

足しげく通った時の、なじみのダンサーも、

今日は見かけなかった。

 

3か月前はいたんだけどな、

 

恐らく今日は最後のショータイム、

数人のダンサーがステージに上がり流行りの曲に合わせて、

ダンスを始める。

一人のダンサーに目が留まる。

 

クールビューティー、

 

そんな単語がしっくりくる、

キツイ目をした娘だった。