世界が直面する社会的問題

 

 今や世界的な社会問題となりつつある子供の発達障害。

男女比は4:1で男子に多いですが、近年では女子の発達障害の割合も急激に増加傾向にあります。

 自閉症、ADHD、学習障害など、何らかの診断を受けるのは男子で42人に1人、そして診断は受けないものの、発達に何らかの問題を抱えているのが10人に1人と言われています。

 

 発達障害という言葉が社会に広く認知されたことも増加要因ではありますが、それを加味したとしても異常な増加率です。一体子供たちの身体に何が起きているのでしょうか?また何が原因なのでしょうか?

 

 脳科学の分野では、発達障害の子供の身体では脳の機能低下が起きているということが解かっています。そして世界では発達障害の研究が日進月歩のスピードで進み、発達障害は改善できないものではないことも解かってきています。

 

 私はこれまで様々な親御さんと接してきて、正直親御さんが発達障害について知らなさすぎることに危機感を抱いています。「発達障害は治らない」と言われ、それを前提にどうやって育てて行こうかという方法論、対処法について勉強されている方がほとんどです。

 

 このブログを通して、1人でも多くの方に発達障害の本質的なところを知っていただければと思います。そしてそれを理解できれば、発達障害は決して治らないものでも、恐ろしいものでもなく、お子さんの理解不能な行動や症状が出る意味も分かることでしょう。

 

 その前にまず、広く誤解されているいくつかの問題点について説明しておきたいと思います。

 

発達障害に対する誤解

ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)などの発達障害は、それぞれに違った原因がある

 

 

 発達障害の本質的な問題は脳の機能低下です。そして脳のどの部分の働きが低下しているかによって症状の出方が変わる(診断名が変わる)だけです。

 

 少し専門的な話になりますが、脳には右脳と左脳とがありそれぞれ得意な機能が違います。

 

 例えば左脳が得意とするのは知性(IQ)で、言語や計算、情報処理、指先などの細かい筋肉の運動などを担当しています。

 そのため左脳の発達が遅れてしまうと、言葉が覚えられない、字が書けない、音読が苦手、計算ができない、鉛筆が持てない、楽器の演奏が苦手など、そして摂食障害(過食など)や光過敏、音や声にあまり反応しないなどの問題が表面化してきます。

 このように左脳の発達に問題がある場合、学習障害の診断が下されるでしょう。

 

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 それに対し右脳は感性(EQ)で、相手の感情や意図と汲み取るといった非言語コミュニケーション、社交性、空間認識、衝動性を抑える、大きな筋肉を使う運動などを担当しています。

 右脳の発達が遅れてしまった場合、姿勢が悪い、よく転ぶ、自転車に乗れない、衝動的でじっとしていられない、人の気持ちが理解できない、学校に馴染めない、偏食で好き嫌いが多い、そして音や声に過敏、視覚の問題などが表面化します。

 右脳の発達に問題がある場合は、自閉症スペクトラム、ADHDと診断されることが多いことと思います。

 

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 しかし脳のどの部位の働きがどれくらい悪くなっているかによって症状が変わるだけであって、本質的な問題は同じなのです。

 

 

発達障害は遺伝的、先天的な問題であり、根本的に改善することはできない

 

 遺伝的な問題も関与している可能性はありますが、それが100%ではありません。最新の研究により、遺伝的な要因を持っていたとしても、その遺伝子が発現(目覚める)しなければ問題ないことが解かってきています(これをエピジェネティクスといいます)。

 

 そしてその遺伝子が発現するかどうかは後天的問題、つまり生まれてからどのような物を食べ、どのような生活をしてきたかという環境に大きく左右されることも解かっています。

 

 例えば5人のお子さんがいて5人とも発達障害というケースがよく見られますが、これは子供たちが発達障害になりやすい生活環境で育っているということを意味しているものと思われます。

 

 更に1度遺伝子が発現したとしても、食生活や生活習慣などの環境を変えてやることで、発現していない(眠っている)状態に戻すことが可能なのです。

 

 

発達障害は改善することができないため、薬でコントロールするしかない

 

 薬は症状をコントロールするだけであり、根本的な改善はできません。そして副作用も強く、長期的に服薬した場合の人体への影響などはまだ解かっていません。

 

 原因である脳の機能低下にアプローチせず、結果である問題行動や症状に対するアプローチであるため、薬が切れれば問題行動や症状が戻ってくるのです。

 

 

障害ではなくその子の「個性」であり、個性に合わせた環境づくり、得意な個性を伸ばす子育てを考える

 

 詳しくは後の記事で述べますが、発達障害は脳の機能低下によるものです。人間の脳は右脳と左脳に分かれており、それらが互いにコミュニケーションをとってバランス良く働くことで「脳」としての正常な働きを保っています。

 

 ところが片方の発達が遅れ右脳と左脳のバランスが崩れてしまうと、発達障害に見られる問題行動や症状が表に出てきます。こうなった場合の対応として、子供の得意な部分を伸ばし、得意な感覚を使った生きやすい環境づくりと子育てをするのが一般的ですが、これは大変危険なことです。

 

 脳(神経)は使えば使うほど発達し強化されます。そして得意な部分、感覚を使うということはつまり発達している側の脳を利用するということですので、発達が遅れている側の脳とのアンバランスが更に酷くなり、結果として問題行動や症状を悪化させてしまうのです。

 

 本来やるべきことは苦手な部分、感覚つまり発達が遅れている側の脳を積極的に使い、もう片方の脳の発達に追いつかせ、右脳と左脳のアンバランスを改善してあげることなのです。

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脳科学、機能神経学による発達障害改善プログラム

名古屋市を中心に活動中。

発達障害をもつお子さんのご家庭に訪問し、お子さんの脳の機能状態をチェックすることで、1人1人の状態に合わせた発達障害改善プログラムを提供しています。 

更に知りたい方はプロフィールをご覧ください。

 

対象:愛知、岐阜、三重の一部地域

(遠方の方もオンラインで対応できる場合あり)

 

多忙のため、現在新規の方は月4名様までに制限しております。

 

オンライン無料相談も実施しております。

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Mail:nao.ktg@gmail.com

 

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