就学すると直面する課題の一番大きな問題として書字が挙げられます。
学校の先生が書いた文字を板書するのですが、これが上手に書くことが出来ず宿題をどこをしたらいいか分からない、分からないからやっていかない、注意されるというような負のスパイラルに陥る児童もいたりします。
学校によっては補助の先生がついてくれて手助けをしてくれるところもありますが、必ずではありません。これは学校選びにも関わりますね!
単純に字が上手に書けない子は練習すればある程度、書けるようになってくるでしょう。しかし、発達性読み書き障害はそうではありません!空間認知や短期記憶、周囲の環境によって文字の読み書きができないことがあります!線がマスの中のどこから始まってどこを通ってどこに終わるのか理解できなかったり、文章の板書だと自分がどこの文字を書いているのか分からなくなり、同じところを何回も書いてしまったりしています!
当事業所にも数名おり、点模写や図形模写を行いタイムと正確性を求め、終わればフィードバックを行います。2か月間繰り返し行うことで、正確性とスピードは向上し、板書の読み書き間違いも少なくなりました。まだ、平仮名自体の奇麗さや文章の読みやすさを考えて練習は必要ですが、かなり改善されてきたと思います!
できないことを注意するのではなく、できない理由を考えてあげてください!