読んでいただき有難うございます。
このブログは過去に書いた日記と、現在の日記が混在しています。
現在の話 → < リアル日記 >
過去の話 → < 過去日記 >
となっています。
【目次】
はじめての方は はじめましてをどうぞ
・発達障害についてはこちら
・凡子(ブログの筆者、脱カサンドラ)についてはこちら
・夫(アスペルガー&ADHD&ギャンブル依存)についてはこちら
・長男(アスペルガーグレー)についてはこちら
・次男三男(ADHDグレー)についてはこちら
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< リアル日記 >
1号には感覚過敏があります。
弟たちの騒ぐ声が苦手。
人混みの喧騒が苦手。
動物園の匂いが苦手。
苦手なものを書いてくと膨大な量になるんだけど、その中の一つに食事があります。
まず、温かいものがダメ。
味噌汁は冷めてから。
白米は茶碗によそると冷めるのに時間がかかるので、皿によそります。
ドレッシングがダメ。マヨネーズもダメ。
サラダには塩のみ。
色んな味を試したら好きなものがあるかもしれないと、色んなドレッシングを買ってみたけど、どれも彼の口には合いませんでした。
あー、なんて敏感なんだ。
味覚過敏なんだろうけど、「食」って人間の三大欲求の一つじゃないですか。
私は、食べ盛りであるはずの彼が一定のものしか食べられない状況にモヤモヤしてました。
ケチャップで味付けしてもダメだし、チーズもダメ。
デミグラスソースも嫌がるし、豆板醤なんてもってのほか!
せっかく作ったのに嫌がられてばかりの私は、
もっと色んな味を試してみなよ!
食べてみたら好きになるかもしれないじゃない!
って思ってました。
でも、この動画を見て、主人公のフミヤくんと1号が重なり、切なくなっちゃった。
フミヤくんは人と違うことに苦しんでいました。
店でサラダを食べると、ラーメンにチョコレートを入れた感覚になるんだそうです。
まったく違うもの同士が混ざり合う感じがして、気持ち悪くなるのだ、と。
他にも。
外を歩くと、タバコの匂いやスマホの鳴る音、女子高生の話し声など、あらゆる情報を拾ってしまい疲れてしまうそうです。
1号と同じだ。
フミヤくんは、周りとの差を感じて苦しんでたけど、精神科の先生と出会ってラクになれたそうです。
その先生は、フミヤくんのことを怒ったり否定したりせず、興味を持って話を聞き続けてくれたんだって。
「その時体はどんな感じになるの?」
「どんな世界にいる感じ?」
まじかー。
これ、私やってなかったなぁ。
やってないどころか。
「また食べれないの?じゃあこっち食べてみなよ。」
「え?これもダメなの?」
みたいに言ってた。
だって、作ったものを食べてもらえないって悲しいじゃないですか。
イライラを出してしまってた。
フミヤ君は、先生に聞いてもらったことで、
これでいいんだ 自分を無理に変えなくていいんだ
と思えるようになったそうです。
これ、1号に一番感じて欲しい気持ちです。
なのに逆の対応していたなぁ。
私に必要なことは、色んな味のドレッシングを買うよりも、
「へ~そうなんだ」と聞いてあげることなのかもしれません。
発達凸凹なボクの世界 感覚過敏を探検する (子どもの気持ちを知る絵本) [ プルスアルハ[<お話と絵>細尾ちあき/<解説>北野陽子] ]
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