読んでいただき有難うございます。
このブログは過去に書いた日記と、現在の日記が混在しています。
現在の話 → < リアル日記 >
過去の話 → < 過去日記 >
となっています。
【目次】
はじめての方は はじめましてをどうぞ
・発達障害についてはこちら
・凡子(ブログの筆者、脱カサンドラ)についてはこちら
・夫(アスペルガー&ADHD&ギャンブル依存)についてはこちら
・長男(アスペルガーグレー)についてはこちら
・次男三男(ADHDグレー)についてはこちら
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< リアル日記 >
前回の続き。
自閉スペクトラム症と定型発達の見え方の違いがわかる実験をした私達。
私は定型。
夫は自閉スペクトラム症なわけですが。
動画を見た後、20項目中、私が答えられたのは15項目(75%)で、
夫は2項目(10%)でした。
正答率は、
定型発達=78%
アスペルガー=23%
高機能自閉症=20%
らしいから、まぁ、そんなもんかと思うんだけど。
この結果を受けて、夫はこんなことを言っていました。
「色々思いつくんだけど何故かわからなくなる」 と。
実験では、自閉スペクトラム症の方は物理的な性質に目がいくのでスコアが低くなるとありました。
回答例としては、「●と▲がぶつかって、離れて…」みたいに、物理的な動きの説明となる。
けど、夫の場合は少し違って、●や▲を感情を持った人として見れていました。
できないのは、頭に浮かんだことを整理して、相手に伝わるように言語化することみたいです。
ストーリーは沢山思い浮かぶようなんです。
□は学校で、▲と●は、上級生と下級生2人とか。
□は家族で、▲と●は、母と兄弟とか。
他にも色々出てきて、あまりに多くのことが頭の中に噴出し、
量が多すぎてわからなくなる、と言っていました。
これ、夫の特性が出てると思う。
このブログでは、夫と私の知能検査の結果を公開してますが(興味のある方は過去記事見てみてね)
その検査結果の「知覚統合」と「処理速度」の特性が実験に現れたと思います。
ちょっと難しい話になりますが、
「知覚統合」とは、視覚的な情報を、意味のあるものにまとめあげる能力
「処理速度」とは、視覚的な情報を、数多く正確に処理する能力
です。
夫は知覚統合のIQが、135です。
135というと、100人いたとしたら100人中一番できるということになる。
反面、処理速度のIQは、94。
94だと、100人いたとしたら66番目にできるということになります。
夫は、突出した知覚統合の能力で、頭の中に入りきれないほどの情報が噴出してくるけれど、
処理速度の能力は普通なので、山のように浮かんだ情報を処理しきれない。
で、結局「わからない」になるのかなぁと思いました。
仕事でも、いつも思いつくことは沢山あるのに、その情報が多すぎてさばききれないようです。
優先順位もつけられないため、結局は、「できない」んだと言っていました。
実験を考えたイエール大学のアミ・クリン博士。
こういう人はどうしたらいいのでしょう。
情報をさばける有能な秘書が側にいればいいんですかね?
因みに、私は知能検査は夫と真逆の結果でした。
得意なのは「処理速度」
苦手なのは「知覚統合」
今回の実験でも、頭の中に浮かんだのは
なんとな~くの、サラーーっとゆる~っとしたストーリーでしたが、
キッチリ情報処理することだけはできるんで、正答率がそれなりだったんだと思います。