言葉と文化の結びつき | カナダ・トロントの少人数語学学校DEVELOPからの英語Tips

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Kumikoです。3週間休暇をいただき日本へ帰ってきました。

とにかく日本に帰るとすべてのものが美味しく、たぶん2キロくらいは体重増加していると思います・・・。



さて今回もトロント~成田直行便のエア○ナダを利用したのですが。

エア○ナダの日本人客室乗務員さんに、毎回ちょっと違和感を感じるのです。

カナダで採用され、主に日本へ行き来する便でお仕事をされていると思うのですが。

接客やアナウンスもすべて日本語でしてくださるので便利なのですが。

接客がカナダ式(=おざなり気味)のままで日本語を使われるので、私は毎回すごく違和感を感じ、むしろ英語でやってもらったほうがいいと思ってしまったりもします。



今日、トロントへ戻ってくる便の中でも・・・。

飛行機のゆれが激しくなり、シートベルトサインが点灯したとき、日本人のおじさん一人がトイレへ行こうとしました。そのときに日本人の客室乗務員さんが日本語で言った言葉。



「お席にお戻りください。

こういった際に何かが起きれば、ご自身の責任になります。



一瞬、目がテンになってしまいました。

それを言われたおじさんの顔は見えませんでしたが、たぶんびっくりしていたと思います。



この客室乗務員さんの言葉は正しいですよね。シートベルトサインが点灯しているのに動き回るおじさんのほうが悪いし、特に北米では、責任の所在を明らかにすることはとても大事。この客室乗務員さんも、エア○ナダのポリシーに従っただけなんだと思います。

そう、英語であれば何の違和感も無いんです。



でも、それを直訳して日本語にしたらダメなんです~。

同じことを日本の航空会社の客室乗務員さんが言えば、けっこうクレームになると思いませんか?

もちろん、言い方にもよりますけどね。だから、直訳ではなくて、もう一ひねりしてほしいな~と思うのです。



責任所在を明らかにする文化。それよりもお客さんへの接し方を重視する文化。

文化がはっきり現れるのが、言葉なんです。

「言葉」と「文化」って、思ったよりすごくしっかりと結びついているんだな~と思った出来事でした。



※この記事では、エア○ナダの客室乗務員さんを批判する気はなく、あくまでも言葉と文化についての例えですので、ご理解ください。



トロントの少人数語学学校

DEVELOP Language Institute