「添削問題」と言っても”進研ゼミ”ではない。
年齢に関係なく出したい人は出す。
免状が取得できる場合もあるらしい。
囲碁の言ってみれば”腕試し”だ。
以前よく碁を打っていた人だ。
多分もう70歳になっているか。
昔から研究熱心で問題を解くのは好きな人だ。
「詰碁」も得意だ。
その人から、連絡。
添削問題をやっているが、意見を聞きたい。
添削問題は、「布石」「中盤」「ヨセ」「詰碁」などの問題だ。
多分答がわかりにくいのは「布石」だろう。
その人は自信たっぷりに、まず弱い石を生きる手が正解だと言う。
私は、結構柔軟な考え方をする。
その弱い石は1手では取れない。
最低2手要する。
では、そこを放置して大きいところを2手打つのもありそうだ、と言う。
すると、・・・ウーン・・・となる。
自信が揺らぐ。
私は特に序盤は、棋風だと考える。
厳密にはどちらかが正解かもしれない。
しかし、我々アマチュアは多少の事より、自分に合った手がある。
それを優先したい。
序盤の打ち方は正解というより、その人の棋風があらわれるものだろう。
中盤では、打つ手(正解)は絞られる。
「大場より急場」である。急所を逃すことは致命傷だ。
そして、ヨセや詰碁になると正解はほぼ一つだ。
本来、布石は非常に重要だが、勝負は長い。
アマチュアの場合、結局は力がモノを言う。
布石の失敗は簡単に取り戻せる。
高レベルの人はそうとは言えないが。
それにしても70歳になっても添削問題に挑戦する気持ちは見習いたい。