伊藤忠元社員(32)が6億2千万円を横領したしたとして逮捕された。
この社員は出向先の会社口座から自分の口座に100回以上送金して6億2千万円を着服した。
FXに使った。ギャンブルに使ったということ。
2012年5月から2014年2月におこなわれた。
不思議なのは、
100回もの偽装送金があったのに見つからなかったことだ。
会社の監査やチェック体制が無いのだろうか。
また、6億2千万円もの不正出金があってもびくともしない優良企業なのだろうか。
かなりの企業に違いないが、会計監査も機能せず、一人の担当者がすべてをおこない誰もチェックしない結果だろう。
それにしても「横領事件」も昔から無くならない、繰り返される犯罪だ。
長野建設業厚生年金基金の課長が起こした犯罪も悪質だった。
23億円も横領した。
それだけではなく、投資に失敗して(AIJからみ)基金に多額(65億円)の損失も与えた。
そして豪遊して使い切ってしまった。
一人の人間が、お金を自由にできチェックが働かないと起きてしまう危険が常にある。
昔あった滋賀銀行「女性行員横領事件」では偽造伝票で9億円横領。男に貢いだ。
東京三菱銀行の「女子行員横領事件」では10億円。これは投資の失敗だったか。
三和銀行女子行員は1億3千万円。これも男。
足利銀行女子行員は架空の預金証書で2億1千万円。これも男だ。
銀行で起きる横領事件の一つのパターンが「女が男に貢ぐ」ために巨額の横領を行うことだ。
他にも同じパターンで横領事件は何件もある。
表に出ないものはたくさんあるだろう。
銀行だけではなく、一般企業でも当然いろんな不正事件が起きている。
サッポロビールでは商品券を使った1億3千万円の不正。
JAでも横領事件はよく起きる。
生活保護費詐欺と言うのもある。
大きな金額になる男性が起こす横領事件。
これは、「女性に使う」「投資に使う」が多い。
特に投資の失敗を取り返そうとすると大変なことになる。
以前、大和銀行時代損失が1100億円になった事件もある。
どれもこれも、チェック体制不備が原因のものばかりである。
「人のふり見てわがふり直せ」と言いたい。