安倍首相が、「年内に消費税10%に引き上げを決断」といったそうだ。
まだ8%に上がっていないのに何をそんなに焦っているのだろう。
経済最優先と言いながら、どうみても大企業しか見ていない。
大企業だけが、収益が上がり、その従業員の給料が上がればそれでいいというのだろうか。
地方や中小企業に目を向ければ、とても回復しているとは言えない。
非正規雇用者の待遇も改善されていない。
中小企業庁の発表をみても、倒産もここ4,5年は横ばいで高水準である。
一部の大企業とその正社員だけが向上することが政治の成果と胸を張れることなのか。
安倍政権のやり方が、都合の悪いことはかくして、不安ばかり煽っている。
消費税は他国と比べてまだ低いとか、国の借金がとか言っているが、正しく伝えてもらいたい。
国民の負担という意味では、直接的に負担するものと、間接的に負担するものがあり、当然その合計が実質負担であるから、せめて年収別に負担の実態を明らかにすべきだ。
安倍総理で感じるのは、他の総理もそうだったが、
自分が”ええかっこする”ことができるところへは、そんなに重要でなくても喜んで行く。
住民との交渉とか、重要な難しい話は極力行かない、先延ばしにする。
昔、私の地元でも、原発建設の時には当然住民の大反対があったのだが、地元住民との交渉には知事は絶対に行かない。(罵倒されるからだ)
部下に交渉はすべて任せる。
そのくせ、何か補助をするとか、賞状を渡すとかになると喜んで出かける。
これが、日本のトップのレベルだ。
安倍総理は、中国・韓国・米国との外交には消極的で、発展途上国で補助金をばらまくのには熱心なようだ。
お金をばらまくと言えば、沖縄に対するやり方がまさにそれで完全に逆効果だ。やっていることに全く誠意が感じられない。沖縄県民でなくても怒るだろう。こんなことがわからない今の政権だ。
1次安倍内閣の時に言った”消えた年金は最後の一人まで”という事も忘れたのか、聞いたこともない。
誰か、暴走を止めてほしい!