ボクシングの試合はやはりスリリングでないと面白くない。
亀田兄弟、特に長兄の興毅は、勝てる相手を選んで防衛回数をのばすことしかないようだ。
だが、それも韓国の孫正五との試合でもう限界である。
多分、今が引退のタイミングだろう。
しかし、あの判定は?
ほとんどのラウンドで亀田が攻められていたし、10回にはダウンまで奪われている。
なによりも戦った両者が勝敗をわかっていて完全に明暗を分けた表情で判定を待った。
なぜか試合終了後、採点結果発表まで異常な時間がかかった。難しい数学じゃあるまいし。実に怪しい。
0.5点刻みの判定という意味不明の採点法まで採用され、仕組まれたような亀田の勝利に終わった。
誰がみても孫の勝利は明らかな試合だったがこんな不合理がまかり通るようではボクシングもファンが離れていくだろう。
亀田兄弟も亀田のオヤジも最初から嫌いだったので、キレイに負けて引退してくれればそれでよかったのだが。
”勝””負”が反対になるようではスポーツとは言えない。