文化的なこと、それも長く歴史の刻まれたものには中国発祥のものが多い。
中国は”殷”が最初の王朝であり、それ以降の王朝の歴史を学校では習ったような気がする。
その”殷”は紀元前17世紀ころだ。
その前の”黄河文明”の時代等を含めると、もっともっとさかのぼり紀元前7000年位になるのだろうか。
孔子は紀元前551年~479年といわれていて、のち『論語』として残っている。
そのほかにも中国から生まれた文化や世の中の仕組みは日本に伝えられた。
その中国で生まれたものに「囲碁」がある。
囲碁は紀元前2000年位に生まれたと言われているので、これまで4000年の長い歴史を持つ。
日本には1500年前くらいに、伝わったとみられる。
その後、日本で発展し、江戸時代には非常にレベルの高い、現代と遜色ない所まで研究された。
だから、中国が昔は非常に高い文化の国であったが、それを真似、改良しながら日本が優れた文化や技術を持つようになった。
今、また中国が日本を真似(あるいは盗むようなことまで平気でしながら)追いつこうとしている。
「囲碁」の場合は日本を超えてしまったかもしれない。
日本の囲碁は”源氏物語”にも出てくるように平安時代にも盛んであったし、江戸時代にはかなりのハイレベルであった。
実は、「将棋」も日本のものではなく、これは発祥はインドである。
東洋へ渡ったのが将棋であり、西洋に渡ったのがチェスである。将棋は囲碁ほど長い歴史ではないが。
何れにしろ、チェスはインドで生まれ、囲碁は中国で生まれ、どちらも非常に優れたゲームであったために現代においても盛んである。
また、『四書五経』などについても、大変歴史は古く、昔の中国人は大したものだと思う。
今は、そういう意味で情けない国になっている。