ドイツでは、ミュンヘンとハンブルクへ行った。
ミュンヘンはドイツの南部、ハンブルクは北部に位置する。
趣はかなり違う。
ミュンヘンに関しては、建物がとか文化がとかという記憶があまりない。
ミュンヘンでは、朝の電車に乗ると、非常に几帳面な感じがした。
ヨーロッパの他の国では、まずおしゃべりな人が多く、真面目なかんじがしたのがミュンヘンだ。
日本では、最近は電車の中は、寝ているか、携帯を使っているか、新聞を読んでいるか、という人が多くミュンヘンでかんじた真面目さはほとんどない。
どちらかというと、日本人は一言でいうと”疲れている”。
ドイツ人で、日本に来た人と話す機会があり、感心したのはとても高度な話になって、ついていけなかった記憶がある。工学の分野で相当進んでいると感じた。
食べ物では、何をたのんでもジャガイモ(ポテト)がよく出てきた。
ハンブルクにはエルベ川が通っている。チェコからドイツを通る川だ。
ハンザ同盟の1都市だったことが思い出される。
港湾都市だった名残か、ハンブルクはアムステルダムとならんで「飾り窓」がある一角があって有名な街だ。
道から窓越しに客のいない部屋は、女の人が見えることになる。
ところが、照明もそんなに明るくないので、はっきりわからないし、そもそもドイツ人かどうかも分からない。本当に若いかどうかもはっきりしない。
なんとも怪しげな一角が残っているものだ。
という訳で、ミュンヘンではドイツ人の几帳面さ、ハンブルクでは多分観光客相手の文化らしいというより、怪しいことが記憶に残る街であった。