「お人よし」というのは、自分のことである。 基本的に人の役に立ちたい、というのが根底にあるようだ。
これまで、困っている人から相談をうけたことは数多い。
簡単に分類すると、
①トラブルの対処
②人間関係(特に相続からみ)
③お金
④法律問題
⑤経営問題
等に分けられる。
仕事の関係で、⑥システム、業務知識
もある。
変わったところでは、⑦不動産や家の新築
というのもある。私のアドバイスで自宅を新築した人は5人位いる。
趣味の関係で⑧どうしたら囲碁が強くなれるか、というのも良く聞かれる。
そういう時は、もうダメな場合が多いので、そんなに強くなりたいと思わずに、楽しむのがいいですよと答えている。
困ったことも多い。
たとえば相続で、お金が減ってくると、あの時もっともらいたかった。
私とすれば十分以上に有利になるように交渉してあげたのに残念な思いがした。
また、経営相談では、引き受けたときは瀕死の状態だったのを、いったん回復し、まわりだすと誰でもできたとか、自分でもできるという風に勘違いする場合もある。悪いことに約束すら守らないようになる。借入金の改善はずいぶん実施した。私のアドバイスを聞かなかった会社では本当に倒産したところもある。
お金に関してもある傾向があって、借入金が返せない、お金を車の中においていたら盗まれた、という理由を言うケースに集約されるが、それがすぐ返せるからという。
すぐ返せるなら借りる必要もないはずなのだが。わかっていてだまされてあげることもよくある。
このようなことを考えるのも、最近の自分の状況を見た場合、これまでの私は何と「お人よし」であったかという事。
まず、何とかその人を助けたいと思うのである。
やはり私は「お人よし」だ。
仮にだまされていても。
”人をだますよりはだまされた方が”を地で行く私である。